〜©日本ピンサロ研究会〜

研究ノート「なじみ客と嬢の別れの風景〜ドイツにて〜」

by ハイネ氏


 お世話になります。ドイツのハイネです。
 今回はFKKで目にした、ある光景についてレポートさせて頂きたいと思います。お店のレポートではありませんので、ご興味の無い方はスルーして下さい。

 私の住む町はドイツ、というか欧州でも珍しいくらい日本人が密集している町です。勿論、ロンドンやパリといった大都市には何万人という日本人が暮らしていますが、そういった大都市では日本人もバラバラに住んでいます。しかし、我が町は小さい割には日本人密度が非常に高く、近所のFKKに行けば在住日本人と顔を合わせる機会も高いのが実情です。そうするとFKKでよく見かける人や仕事などを通じて風俗好きの同好の士と知り合うのも自然の流れとなります。その流れで知り合った日本人と嬢のとある風景についてレポートさせて頂きます。

 今春、風俗好きの知人(通称、教授)が日本に帰任することとなり、彼の送別会をFKKで行う事となりました。
 送別会を行う事にしたFKKは教授のお気に入りであり、既レポート店でもあるLiving Room。ここで教授の略歴を記載しますが、在独期間は約3年、Living Roomには2年弱に亘って週一回は通い詰めている超常連の御仁であり、受付の女性は彼の本名も知っていました。
 さて、当日は仕事を早めに切り上げ、教授、私にもう一人の同士を加えた3人で店に迎いました。送別会といっても、店内での過ごし方はいつもと変わらず、飲んだり食べたりしながら嬢のチェックを行い、気に入った嬢がいれば部屋に行ってプレイをするだけです。ただ、日本帰任が決まり、今回が最後のFKK往訪となる教授は付き合いの長いお気に入りの嬢との最後のプレイは必須であると述べていました。

 我々が3人で話をしていると陽気なドイツ人の嬢が話しかけてきました。見た目は割と可愛く、気立ても良さそうなこの嬢は教授にお譲りし、我々は別の嬢を選んでそれぞれ部屋へと消えていきました。
 一戦目を終え、各人の結果報告となりましたが、教授に譲ったドイツ嬢は予想通り中々のプレイ内容であったらしく、次回同店に往訪した際には私もプレイしてみたいと思いました。因みに私が対戦したポーランド嬢は可も無く不可も無くといった結果でした。

 この後は同店に対する教授の思い入れを聞いたりしながらまったりと過ごし、私ともう一名の同士は二人目を物色。そうこうしている内に教授はお気に入りのスペインとドイツのハーフであるS嬢と部屋に消えていきました。
 教授のS嬢への思い入れはかなりあるようで、通常の30分コースではなく、1時間コースを選択した模様。私と同士は二戦目の相手を探したもののこれと言った嬢が見当たらず、バーで待機していました。
 しばらくして私が携帯のメールをチェックしに地下のロッカールームに行くと、丁度、教授のプレイが終了し、S嬢にお金を払っている場面に遭遇しました。この時の光景はFKKではお目にかかれない光景であり鮮烈に印象に残っています。

 お金を払う教授。俯きながら受け取るS嬢。S嬢が顔を上げると号泣している。S嬢を抱きしめる教授。日本に行っても私を忘れないで、と囁くS嬢。お前との別れは本当に辛い、と返す教授。更に抱き合い、キスも交えながら別れを惜しむ言葉を続ける二人。脇で立ち尽くしながらその光景を見続ける小生。そして、抱き合う二人を不思議そうに見る他の客達。極端な言い方ではありますが、映画のワンシーンを見ているようでした。

 FKKで働いている嬢は周辺国からの出稼ぎ組が圧倒的です。自分の都合や出稼ぎを斡旋しているシンジケートの都合で嬢の入れ替わりは早く、それだけに客が特定の嬢に思い入れる事、嬢が特定の客に思いを入れる事は非常に稀なケースと思います。また、出稼ぎであるので、嬢はドライであるとも言えます。このような中で、教授とS嬢は一年半に亘って関係を続け、あのような別れのシーンに至った訳で、ある意味感動してしまいました。

 後で教授に話を聞いた所、最後のプレイということでS嬢は普段は絶対にしないようなサービスをしてくれたそうです。また、S嬢は教授を同日最後の客と決めていたらしく、その後は客を取っていませんでした。S嬢のこの姿勢にも感動です。

 私もFKKに通い出して数年が立ちますが、教授とS嬢のような関係を築くには至っておらず、今後の課題としたいと思います。

 以上、駄文にお付き合いありがとうございました。

 海外本部 欧州事務所長 ハイネ (H22.04.07)

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