by えせ男爵氏
お世話になります、研究部のえせ男爵と申します。このたびは日ごろ気になっていることについての研究の着想ということで、小論を書かせていただきました。
風俗で働く女性は、風俗を主たる生業とする「専業風俗嬢」と、他に正業があり、パートタイムで風俗業に従事する「兼業風俗嬢」に大別されると思います。もちろん、「専業風俗嬢」でも他にアルバイトを掛け持ちする人や、「兼業風俗嬢」でも正業より多くの収入を風俗業で稼いでいる人もいるでしょうが、ここでは便宜的に、風俗以外に恒常的に従事する仕事=正業をもつ人を「兼業風俗嬢」と定義し、その一考察を行いたいと思います。
なお小生は文章を書くのが好きなので、本論も長文になりますことあらかじめご了承ください。
ただしこの研究はアンケートのような定量的データに基づいておらず、小生の見聞きしたケーススタディーによる定性的データに基づいているので、あくまで予察的な考察です。まずは10のケーススタディを紹介し、その内容を検討してみたいと思います。
なお、「学生」と「主婦」は正業に含めるかどうか悩むところですが、今回は検討の対象外としました。
ケース1 A嬢
正業:准看護師
年齢:20代後半
業種:エステ
勤務時間:早番/週1回〜月2〜3回程度
この姫は小生がしばらく通ったオキニです。若く見えましたが、実はシングルマザーで、エステで働きながら看護専門学校で資格を取得し、准看護師になった後もエステで働きながら病院勤めをしていました。今はエステの仕事は辞めています。
ケース2 B嬢
正業:介護士
年齢:30代前半
業種:ホテヘル
勤務時間:早番/月3〜4回程度
この姫もオキニでした。介護士の仕事はシフトの関係で連続勤務が多く、空いた休みの日を利用してホテヘルの仕事をしていました。とても献身的な姫で、いつも恋人プレイでした。この姫も風俗の仕事は辞めています。
ケース3 C嬢
正業:介護士
年齢:30代前半
業種:ホテヘル
勤務時間:早番/週1回程度
リアル人妻で、普段は病院で介護の仕事をしているとのことでしたが、シフトの空いた日に日中のみホテヘルで働いていました。見た目はごくごく普通の感じでしたが、プレイに入ると従順かつ濃厚で、ギャップに驚かされました。今はこのお店自体がなくなってしまっています。
ケース4 D嬢
正業:歯科衛生士
年齢:20代後半
業種:デリヘル
勤務時間:遅番/週2回程度
日中は歯科衛生士として働き、勤務が終わった後、20時くらいから翌5時くらいまでデリヘルで働いていました。真面目な性格で、プレイもよく尽くしてくれましたが、一度イッてしまうと全身がとても敏感になり、声がとても高くなってしまうのが印象的でした。この姫も今はこの業界にはいません。
ケース5 E嬢
正業:OL
年齢:20代中頃
業種:デリヘル
勤務時間:遅番/週2〜3回程度
日中は企業のオフィスで働き、勤務が終わった後、20時くらいから翌5時くらいまでデリヘルで働いていました。地方の企業なので、OLの給料はそれほど多くないと言っていたのを覚えています。最初はお仕事系に見えましたが、プレイでは段々と本気プレイになりました。今ではこの姫がいたお店がなくなっており、その後の経緯は未確認です。
ケース6 F嬢
正業:社長秘書
年齢:20代前半
業種:デリヘル
勤務時間:遅番/週1〜2回程度
社長秘書とはいえ、従業員数の少ない中小企業とのことでした。仕事柄、化粧は控えめで髪も黒くしていましたが、もともとヤンキー系で、趣味もクルマ(シャコタン系)とのこと。ややお仕事系でしたが、プレイが進むにつれ本気度は上がってきました。この姫のお店も今は消えています。
ケース7 G嬢
正業:技術職
年齢:20代中頃
業種:デリエステ
勤務時間:遅番/週1〜2回程度
いわゆるリケジョで、地方大学の理科系を卒業後、ケミカルメーカーの技術職として働いていました。2度ほど店外デートしましたが、2度目のデートでなんとなく気まずい感じになって別れて以来、会うことはありませんでした。店も辞めてしまったようです。
ケース8 H嬢
正業:パート(工場勤務)
年齢:20代後半
業種:ホテヘル
勤務時間:早番/週1〜2回程度
若く見える小柄な姫でしたが、実は子持ちで、普段はパート従業員として部品を作る工場で働いていましたが、仕事のない日にはホテヘルで働いていました。小生もしばらく通って親しくなったのですが、小生の事情で通えなくなり、姫もその後しばらくはそこで働き続けていたようですが、辞めてしまいました。
ケース9 I嬢
正業:飲食店(居酒屋)店員
年齢:20代前半
業種:エステ
勤務時間:早番/週2〜3回程度
普段は居酒屋の店員として働いているそうで、そちらの仕事は夕方なので、日中の間はエステの箱店で働いているとのこと。接客業なだけに、若くても礼儀正しい姫でした。今はもういません。
ケース10 J嬢
正業:飲食店(喫茶店)店員
年齢:20代前半
業種:エステ
勤務時間:遅番/週2〜3回程度
喫茶店で働いている女の子で、喫茶店の勤務は夕方までなので、それが終わって夜は23時くらいまで働いていました。とても真面目そうな雰囲気で、この業界ではあまりお目にかかれないタイプでした。基本おさわり禁止のエステ店なのでここを選んだとのことでした。何度も通った小生はキスと下のおさわりまで許してもらいましたが、ついにそれ以上は許してもらえませんでした。今は辞めています。
以上の10の事例を概観すると、共通した特徴も見えてきます。それは勤務の頻度が比較的少ないということです。よく出勤する姫でも週2〜3回で、中には月数回というレア出勤もめずらしくありません。これはやはり正業との両立のためということでしょう。
しかしながら相違点もあり、いくつかのパターンに分類できそうな気がしますので、試みに3つの類型に分類してみました。
類型I 「休日だけ風俗嬢」型
正業の休日だけ風俗に従事する働き方のパターンで、上の事例ではケース1〜3が当てはまると思います。このパターンは、正業の方がシフト制で、休日がまとまって取りやすい職業にとっては働きやすいパターンだと思います。この類型の特徴としては、勤務時間が早番が多い、出勤頻度は低い、そして勤続期間が長い(2〜3年以上におよぶことも多い)、などを挙げることができそうです。細く長く、兼業風俗嬢を続けていく姫が多いように思います。
類型II 「昼は正業、夜は風俗嬢」型
昼間は正業で働き、夜に風俗に従事するという働き方のパターンで、上の事例ではケース4〜7が当てはまると思います。このパターンは当然、昼も夜も連続して働くこととなります。この類型の特徴としては、勤務時間は遅番が多い、週末などの出勤が多い、勤続期間は比較的短い(1年未満が多い)、そして金銭に対してシビアな見方の姫が多い、などを挙げることができそうです。比較的短期間に集中的に稼ごうという姫が多いような気もします。オプションのお誘いをしてくる姫もいました。ただ、仕事を忘れて恋人プレイになるケースもありましたので、一概にはいえません。
類型III 「パートタイム風俗嬢」型
正業はいわゆるパートタイムで、風俗業はそれ以外の時間に従事するという働き方のパターンで、上の事例ではケース8〜10が当てはまると思います。この類型は類型Iと似ていますが、類型Iほど正業に生活の多くを依存しているわけではなく、むしろ風俗業からの収入のほうが多いこともあると思います。つまり正業も風俗も同じパートタイムとしてとらえている働き方だと思います。この類型の特徴としては、比較的ソフトな業種に多いように思いますが、勤務時間や勤続期間に明確なパターンは見受けられませんでした。
小生の印象では、類型IとIIIに良姫が多いような気がします。比較的素人っぽい、風俗ズレしていない姫が多いように思います。類型IIも、専業風俗嬢に比べると素人っぽい姫が多い傾向にありますが、やはり風俗はお金のためと割り切っている雰囲気をより強く感じ、また仕事が昼夜にわたるため、けっこうお疲れの姫が多いように思います。
また一般論として、風俗嬢の前職・現職で多いのが医療・介護系、美容系、アパレル系ということが一般的に言われたりもしますが、実際には多岐にわたることもわかりました。ただ小生の印象としては、医療・介護系がやはり良姫が多いようにも思います。
以上の分析をまとめると、
(1) 出勤時間帯は早番
(2) 出勤頻度が高くない割には長期にわたって働いている
(3) 現役の医療・介護系
という条件にあてはまる姫を選ぶと良姫にあたる可能性が高い、という結論になるかと思います。
長文・乱筆のほど失礼いたしました。
研究部 風俗心理科学研究室長 えせ男爵 (H27.02.28)