〜日本ピンサロ研究会〜

研究ノート「地雷とは何ぞや」

by 司祭氏


 セロ氏の論文で具体的に論じているが哲学的手法でアプローチしたい。

 もし、カール・マルクスが存在するなら地雷とは何ぞやと問えば「人間疎外」と答えるだろう。

 つまり地雷とはお金を払ってサービスを受けにきているはずなのに何故か自分自身に疎遠な状態にさせる存在。
 肉体的に精神的に燃え上がらないどころか肉体は消耗し、精神は退廃させられるもの。
 また、苦痛で安らぎがない。本来なら、サービスを受ける喜びがあり自分が自己のもとにあるはずなのに自己の外にあり外化させるもの。人間疎外。

 上の文はマルクスの労働観についての解説を一部改変して書いたものである。ほぼ労働と地雷を入れ替えただけなのに違和感がない。

 労働と地雷は同じなのか???

マルクス 【Karl Heinrich Marx】
[(一八一八〜一八八三)]ドイツの経済学者・哲学者・革命家。科学的社会主義の創始者。ヘーゲル左派として出発し、エンゲルスとともにドイツ古典哲学を批判的に摂取して弁証法的、史的唯物論の理論に到達。これを基礎に、イギリス古典経済学およびフランス社会主義の科学的、革命的伝統を継承して科学的社会主義を完成した。また、共産主義者同盟に参加、のち第一インターナショナルを創立した。著「哲学の貧困」「共産党宣言」「資本論」など。

 (H16.06.08)

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