〜日本ピンサロ研究会〜

研究ノート「日本ピンサロ研究会のレポートの読み方」

by 司祭氏


 「風俗とは何か」という質問に学術的な答えを出すことを目標にレポートが作成されている。
 その究極の目標は、風俗の構造を解明し、風俗産業の内包する問題点を指摘、改善することにある。また、その過程で得られた知見を多くの人に共有してもらうことも大きな目的の一つである。

 体験レポート掲載の目的は以下の3つである。

 1)雑誌の広告等では分かりにくい風俗店の雰囲気を伝える。

 2)体験者の感動や怒りを分かち合う。

 3)研究データとして利用する。

 レポートは各人の風俗体験に対する感想/評価であり、風俗店の宣伝や批難を目的とするものではない。掲載内容はあくまで参考程度にとどめるべきである。

 しかし、本サイトの期待の現われか、

 ・読みにくいとか
 ・判断しにくいとか

の苦情があると聞く。レポートはあくまで読者や会員から経験や知見を善意で提出されたものである。読者はそれを理解しレポートを参考にしたなら今度はお礼にレポートを提出する気持ちがあってもよいと思う。
 体験レポはあくまでも各々の感想・評価である以上主観が混じる。お店を行ったらレポートと違うということがある。レポートはあくまでもレポート作成者のそのお店に対する解釈なので嘘ではない。あなたから見れば嘘のレポートがあるかもしれない。しかし、あなたとは解釈が違うだけで真実なんだから。

 あるひとが言った言葉で

「真実なんてない。あるのは解釈だけだ」

という言葉もある。会社の上司に手順書はないかと尋ねたとき、
「全て俺の頭の中にある。俺を見て盗め。」
と言われたことがある。

 読者の皆さんは顕現されたレポートがある。少々読みにくいかもしれないが少なくとも人の頭の中にあるものではない。極意や勘所は簡単には得られるものではない。簡単に得ようなんて求道者のすることではない。

 (H16.05.23)

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