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研究ノート「ラブホテルの経営状況の推移の一例」

by エムエム氏


 いつもお世話になっております。非会員のエムエムと申します。
 趣旨に反する投稿と思いますが、店舗型性風俗特殊営業の4号ラブホテルについて知人のホテル経営者に了解を得て投稿させていただきます。

 昨今の店舗型1〜3号の店舗減少に変わり、無店舗型営業の派遣型いわゆるデリヘルが増えているのは皆様もご存知の事と思います。デリヘルが増えて喜ぶのはホテル業界だけではと思っている方も多いの ではないでしょうか。そこで実際にここ数年の売上推移をA,Bの2店で比較してみます

A店 山手線沿線の駅前ラブホテル
B店 高速道路インター付近のラブホテル


   2007年 2008年 2009年
A店 100%  105%   104%
B店 100%   86%   75%
※08年09年の売上は07年を100としての比
※A店は08年に男性1人でもチェックインを可にし、以前は対面式での支払いから部屋内で会計できる様に改装。
※B店も08年に液晶テレビ、ジャグジー風呂を設置。こちらは部屋に会計機を常備のため以前より男性1人でも可。

 A店は08年の売上げが07年に比べ5%UPしているのがおわかりいただける事と思います。
 5%とたいした事ないと思う方もいらっしゃると思いますが,内訳として、宿泊客が10%減に対し休憩客が20%増での売上増は、デリヘル客を意識した経営戦略が功を奏した形になったものと思われます。
 B店は08年度前年比14%減という数字に、宿泊,休憩客とも約10%減という結果になり厳しい状況が続いており、デリ客の有無で明暗が分かれた形と言ってもいいのではないでしょうか。

 しかし本年は決算はまだですが,A店も前年割れ必死の模様で、理由としてはいろいろ考えられますが節約志向は勿論の事、綺麗で安価なビジネスホテルの存在や,同業間のサービス競争の激化等があり、実際にサービスタイムの拡充や料金の値下げにより売上に影響がでている事実もありますので、デリを利用の際は違う視点からホテルを見てみるのも面白いかも知れまん。

 長文,駄文を大変失礼しました。

 (H22.10.05)

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