by Dr.Robert氏
どうもごぶさたしております。Dr. Robertでございます。
今日は、私の「プチED体験」の顛末をお話ししたいと思います。
始めに断っておきますが、「ホンモノのED」の話ではありません。 しかし、EDには予備軍とも呼ばれる状態があるようで、 当時、おそらくはそこには入っていた (あるいは現在も‥‥) のではないかと思います。 私にとっては臨死体験と呼んでも差し支えないほどの、 ショッキングな体験でした。 傷の癒えた今なら話せる、と思いペンを執りました。
その日、私は真っ昼間から仕事をさぼり、懇意にしていた女性と、
ラブホのベッドに居りました。
昼間っからというのは、
彼女は夕方には自宅に戻らなければならない立場にあったからです。
くつろぎながら、だんだんとそういうムードになり、
寝技勝負が始まりました。
私は、秘技とはとても呼べる代物ではありませんが、
精一杯のおもてなしをしました。
何度か極まっても頂きました。
実は、ここまでは、何度かありました。
しかし、この日はいつもと違いました。
初めて彼女が私を受け入れてくれる意を示してくれたのです。
「とうとうここまできた‥‥!」
気を引き締め、男子の本懐を遂げようとしたその時、
悲劇は訪れました。
その状態をどのように形容したらよいのか ‥‥ 私の持つ語彙の中で最も相応しい言葉は「無い」でした。 無いのです。 「元気がない」「勃たない」のではなく、 そもそもそれがそこに存在していないのです。
「肝を冷やす」などという表現がありますが、 私は肝どころか全身が凍り付くのを感じました。 「玉が縮み上がる」と表現しようにも玉が無いのです。 激しく動揺しながら、 彼女に口でしてくれるよう促しましたが、 どうにもなりません。 無情にも解散の時刻がやってきました。 そのときの私は、 真っ白に燃え尽きたジョーのように、 おそらく髪も黒目も真っ白に見えたことでしょう。 半ば意識朦朧のまま彼女と別れ、 「中国史に登場する宦官はこんな感じだったのだろうか」 などとぼんやりと思いながら、 行きつけのバーで浴びるようにバーボンを飲みました。
実際に起こってみて気付いたのですが、
そういえば‥‥と思い当たる節というか、予兆はありました。
確かにそのしばらく前から元気はなかったのです。
「勃ってしまったからセルフバーニングする」
のではなく、
「セルフバーニングしたくなったらわざわざ勃たす」
ようになっていました。
内側から湧いてくるエネルギーを感じない日々だったのです。
その日以降、存在感も殆ど感じられない、
無理矢理勃たせてもすぐひっこむような状態に陥りました。
私は必死で調べました。ネットで検索しまくり、 むさぼるように情報を仕入れました。 治療法、原因、薬‥‥合法・非合法問わず。 そりゃもう必死でした。 情報をつなぎ合わせ、知恵を絞りました。
そもそもアレの状態には、 自律神経が深く関わっています。 ストレスにさらされ、 交感神経が優位になると、ダメです。 怖い思いをした時に「玉が縮み上がる」がまさにこれです。 勃つためには副交感神経が優位でなければいけません。 副交感神経が優位な状態の代表はリラックス状態、 寝ているときです。
そこまで原因に関する情報が整理できて、
はたと思い当たることがありました。
当時の私は、その半年前ぐらいから、
過去最高に仕事を抱えていてとても仕事が回らない状態でした。
そこで、数ヶ月かけて意図的・計画的に睡眠時間を削減し、
時間を作り出す仕事術
(いわゆる「ライフハック(笑)」ですね)
にチャレンジしていたのです。
4時間半睡眠は定常的にできるようになり、
さらに3時間睡眠へと生活リズムをシフトさせようか、
できるかな?無理かな?
‥‥という段階でした。
さらに4時間半睡眠が定常的にできるようになったとは言え、
少し油断すると快眠とは呼べない状態になるため、
これまたほぼ毎朝、リポビタンDやアリナミンVを飲んでいました。
この睡眠時間削減術が、
自律神経のバランスを崩していたのではないだろうか。
さらにカフェインは交感神経を活発化させるもの。
カフェインの日常的摂取が副交感神経の活躍の場を奪ったのではないか?
そう思い至ってから、どちらもやめてみました。 睡眠時間は6時間をキープするようにし、朝の一本もやめました。 すると、仕事は時間が減って確かに進まなくなり疲れは増しましたが、 以前と同じとまでは言えないものの、 あっちはそれなりに元気を取り戻しました。 元気は取り戻しましたが、 その女性とはその後ほとんどお手合わせすることなく別れました(笑)
それからというもの、 私はいつもカバンに「栄養補助食品」を忍ばせています。 不安で仕方が無いのです。 男性読者各位におかれましても、 睡眠時間の確保と不要なカフェイン摂取には、 くれぐれもご注意下さいませ。 あ、そういえば、睡眠時間を削るライフハック、 提唱してたのは女性だったなぁ‥‥
事務局 局付教導研究員 Dr. Robert (H23.03.01)