〜©日本ピンサロ研究会〜

研究ノート「本指名における特異事例に関する一考察」

by 伝衛門氏


「ブランクを置いて本指名した実例三件からの考察」

《序》
 皆さまは、数ヶ月、半年、一年のブランクを空けてから嬢を裏返した事はありますか?
 顔も好み、話も合う、playも善戦であったのに、オキニ決定までは行かず、裏を返そうと思いながらもなかなか会いにいけない。そんな経験はないでしょうか。
 住んでるところから遠いという距離的な問題、忙しくて行けないという時間的な問題、昨今の不況による経済的な事情、他店のオキニの存在、はたまたこれらの理由の複合…などなど考えると、決して少なくない経験のように思います。
 ブランクを置いてから裏返したとき、客と嬢の心理にはどんな作用が働き、どんな“二人の時間”が生まれるのでしょうか。私伝衛門にそんな経験がいくつかあり、まだ記憶に新しいという事で、その実例の報告と考察を投稿させていただきます。
 果たして日に何人もの客を相手にする嬢は、数ヶ月も前に一度会っただけの客を覚えているのだろうか?嬢が経験を積んだ事による、サービス内容の向上あるいは劣化はあるのか?

 以下、私の実例のレポートです。長文ですがお付き合い頂ければ幸いです。
 今回で言うブランクとは、基本的に半年以上と考え、裏返した際の嬢の言動と行動、サービスを観察し、それが客(私)にどのような満足・不満足を与えたか、という観点から報告します。

《個々の事例の報告・考察》

今回の調査対象は、以下の三店・三人。

<A店>…都内箱型ヘルス。約七ヶ月ぶりでa嬢を本指名。
<B店>…都内箱型ヘルス。約八ヶ月ぶりでb嬢を本指名。
<C店>…都内のいわゆるビデオBOX。いつもフリーで入っており、期間を空けて、一度入ったc嬢がまたついただけのため、本指名ではない。

 C店はこのレポートに挙げる実例として適切であるか迷ったが、業種の違い、嬢に再会した経緯の違いを勘案し、“A店、B店と比較するための実例”という意味では有意義なサンプルと判断し、今回の考察に含めた。
 では、早速個々の例を報告し考察していこう。

<A店におけるa嬢の実例>
・初回について
 フリー入店の時に出てきた嬢。顔立ちも綺麗で話も合い、良質のサービスを受け、何よりあらゆるplayを一切嫌がらず、楽しそうにサービスをしてくれた。それが昨年の秋である。

・再会
 約七ヶ月ぶりの再会となったが、a嬢は私の顔を見るなり、「あー!お久しぶりです!」どうやら覚えていてくれたようだ。その後は再会を喜び合い終始笑顔。嬢は「だいぶ前だけど、忘れるわけないじゃん、覚えてるよ」とのこと。前に会ったのがいつ頃だったか、そのとき何を話したかまで覚えていた。

・プレイ
 久々に会えた事もあって会話が弾む。こうした嬢の態度は、風俗に肉感以上のものを求めたい私のような愛好者にとって実に好ましい。メンタル面では嬢のこの態度によって満足度が相当高まった。
 サービスの質は特に変化はなかったが、お互い気持ちの面で盛り上がる事ができた。

・全体的な満足度
 本当に来てよかった、と思える時間だった。その要因は、嬢の"接客態度"が私に与えたメンタル面での満足要素が強く、サービスの質的向上はなかった。

〈B店におけるb嬢の実例〉
・初回について
 昨年秋にネット指名で入った。その時には既に在籍が長い事が嬢の発言から窺えた。ルックス、接客態度、サービス、どれをとっても優秀な嬢だった。

・再会
 気付けば八ヶ月もこの嬢には入っていなかった。久々に店を訪れ本指名。部屋に入って二人きりになると、「お久しぶりだね」やはり覚えている様子だった。
 ブランクの間に嬢は早番から遅番へ変わっていたが、「前に来た時は私が早番だった時で、確か秋くらいで」しっかり覚えているようだ。
 「覚えてるよ。当たり前じゃない」事もなげに嬢。発言を観察する限り、八ヶ月ぶりでも嬢はしっかり記憶しているらしい。

・プレイ
 手を繋いでゆっくり会話を楽しむ。基本的に静かな、大人しめの嬢であり、特別に嬉しそうというな様子を見せるわけではないが、やはり覚えていてくれると嬉しいものだ。 互いの近況報告や以前話した事などをしていると、お金で繋がっている関係であるのを忘れ、不思議な気持ちになってくる。身近な友達のようだ。
 サービス内容はkissがよりdeepになっていたのを初め、一つ一つのプレイが濃厚になっていた。嬢の八ヶ月分の経験が生きたのか、嬢がもともと本指名の客を喜ばせる奥の深いテクを持っていたのかは分からないが、以前より短い時間だったにも関わらずより深い満足感を得られた。

・全体的な満足度
 これも来てよかったと思える濃密な時間だった。メンタル面の満足度も得られたが、それ以上に"サービスの質的向上"による要因が主だったと思う。

〈C店におけるc嬢の実例〉
・初回について
 今年の初め、フリーで入った時にたまたまついた嬢。プレイ時間が約15分と短かったが、その時には嬢の出身地の話をしたと記憶している。

・再会
 今年の春、フリーで入った時に偶然再会。プレイ時間の短さもあり、初対面時と同じく終始事務的であった。嬢が私を覚えているのか確信が持てず、無難にこのお店の衣装の話などを振ってみるが、リアクションが前回よりも淡白になっていた。
 嬢は笑顔を崩さなかったが、発言を観察する限り、嬢が私を記憶しているかどうかは判断しかねた。

・プレイ
 手コキサービスが主体の店であるが、初回時と特に変化はなし。

・全体的な満足度
 一定の肉感的満足は得られたものの、それ以上に、ブランクを空けてからの再会による満足度の向上はない。

《まとめ》
・日に何人も相手にしている嬢でも、半年〜八ヶ月程度のブランクならば客を覚えてくれている可能性が期待できる。プレイだけではなく、プレイ以外にも二人きりのトークの時間があった方が嬢の記憶に留まる可能性が高いと思われるため、
 ピンサロやビデオBOXよりプレイ時間が長く、二人きりになれる業種、すなわちヘルスやソープの方が記憶に留まりやすいのではないか。
 今回の調査では前者の業種においては満足度に変わりは無く、後者の業種においてより高い満足度が得られた。

・ブランクを置いて嬢を本指名した際、初対面時より高い満足感を得られる可能性がある。

 今回の調査および考察では、再会が精神的な高揚をもたらしプレイが充実するケース、嬢がお金で繋がっている無機質な関係ではなく、より親近感の持てる身近な存在と感じられる事により精神的に高い満足度が得られるケース、嬢のサービスの質自体の変化、向上によって肉感的に高い満足度が得られるケースが確認された。

・一方で、今回の調査は実例が少ないため必ずしも嬢が客を記憶しているとは断言出来ず、同じようにブランクを置いて嬢と再会する場合でも、これらの満足度は常に期待できるというわけではない。しかしブランクを置いて本指名した場合、サービスの質、満足度の低下は認められなかった。

 以上三例から導ける結論はこんなところでしょうか。
 今回は実例が少なすぎるため、主観に偏ったところが多く見受けられると思います。 現に、投稿されたレポートの中には一年振りくらいで本指名したら嬢は客を覚えていなかったという実体験も確認できます。
 手間がかかりそうですが、自分の経験だけではなく複数の風俗愛好家の方々の実体験から考察してみたら面白いかもしれません。

 さて、《まとめ》を受けて、おこがましくも最後に一つ提言したい事があります。それは今回のテーマ、「ブランクを置いてから嬢を本指名する」というのは、“風俗遊びの一つの面白さとしてアリではないか?”という事です。
 皆さまにおかれましても、そういえば数ヶ月くらい前に一度お世話になって気に入ったけど、それ以来入っていない嬢の一人や二人はいる事かと思います。
 一度目がよかったなら、二度目が大きく期待はずれという事もなかなかないでしょう。性格の合う嬢であれば、きっと再会を喜んでくれるに違いありません。風俗遊びも人生と同じで、“出会い”もステキですが“再会”もステキなことです。そういえば最近会いに行ってないな、という嬢に、久々に会いに行かれてみてはいかがですか?

 (H21.12.13)

トップページへ

〜©日本ピンサロ研究会〜