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研究ノート「性感染症の臨床例〜尿道炎〜」

by 伝衛門氏


 日ピン研をご覧の皆さま、こんにちは。伝衛門です。

 ワタクシ、再びやっちまいました。
 昨年夏、研究ノートにて性病被弾・治療の経過を報告させて頂きましたが、2010年明けてさっそく、またも凶弾に倒れてしまいました。
 今度は二回目という事で、以前より早く違和感に気づき、注意深く観察する事が出来ました。研究ノートの投稿も二回目なので、今回はそうした主観的な違和感についてもレポートして参りたいと思います。
 あくまで主観につき、個人差が予想される事をご了承ください。

《感染》
 2010年初風俗と勇んで調査に立つも、この時既に嫌な予感がしてました。根拠はないので、予感としか言えないのですが。この時は忙しい時期でもあったし、お金もなかったので、
「今は控えておいた方がいいかな…」
という、自分の心の声を無視して行ったら、後悔する事になるような予感が。。。

 そうして行った某風俗店で、プレイ中にも違和感を覚えました。口でされてる時に、どうも亀頭のあたりに苦味のようなものを感じました。いや、亀頭に味覚なんてないんですけど。。。苦味のような異物感というか、亀頭の表面が軽く痺れるというか、快感とは違う何かを感じたのです。

《治療》
・感染1〜3日目
 自分の健康状態を注意深く観察していると、普段なら気にしないようなレベルでの違和感に気付きました。
 まず精力の低下。欲求はあるのですが勃起しません。
 次に頻尿。明らかに回数が増えました。
 いつもより残尿感が増していて、残尿感がある時には尿道に異物感を感じます。尿道に何か入ってるような、おぞましい感覚。まさか予感が当たったか?と思いつつ、早速病院を調べる。以前の医者はいまいち対応が杜撰だったので、同じ医者にはかかりたくなかったのです。

・感染4日目
 違和感がこの日まで続いたら病院に行こうと決めて、軽くソロプレイを試してみると、以前のような痛みはない。しかし排尿時には尿道に違和感が感じられたため、以前より症状は軽いが早めに病院に行こうと決心。

・感染5日目(服薬1日目)
 泌尿器科の病院に行き、診察してもらう。
 排尿時の違和感、残尿感を訴えると、今度は対応が丁寧な医師は「クラミジアか淋病でしょうね」と。心当たりがあるかを聞かれ、はい、プロの女性にお世話になりましたと答える。ここは嘘を吐いてもいい事はないですからね。
 研究ノートにて、尿道に綿棒を入れる方法での診察をしている病院も未だ存在する事を知っていたので、ちょっと恐れていましたが、今回の検査は尿検査のみでした。
 何だ、今の技術なら尿検査だけで十分なのか?ならば尿道に綿棒とかいう検査はなくなってほしいと思うのだが。。。
 ここで採尿する時に、膿が出ている事に気付きました。白くて粘り気があり、一見精液のようですが、恥垢のような異臭がします。
「クラミジアと淋病、両方に効くお薬を出しておきましょう。一週間後には菌の種類が判明するので、一週間後にまた来てください。」
更に質問や、気がかりな事がないかを聞かれ、いくつか質問しました。医師曰く、「水を飲んで尿を促すのもいいですよ。雑菌が流れていくんで」だそうで。
 という事は、感染後に私が頻尿気味になったのは、異物(細菌)の侵入を感知した脳が雑菌を流しだそうとする自己防衛作用だったのか?
 風俗遊びについて、医師からは特に注意を促される事はありませんでした。子供の頃は無茶をして怪我でもしたら誰もが怒られるものですが、そうして怒ってくれる大人がいなくなる年齢になったのだなぁ…などと改めて感慨に耽りつつ、薬局で薬をもらう。

 処方された抗生物質は「ジスロマックRS」。
 ボトルの中に粉末の薬品が入っており、ボトルの中に水を入れて溶かして飲むものです。一度の服薬で効果が一週間ほど持続するようです。
 副作用として、下痢、吐き気があり、空腹時に飲むよう注意されました。服薬の前後二時間は食事を取ってはいけないそうです。一緒に整腸剤も処方されました。
 言われた通り、夕食から二時間空けて飲んですぐ横になると、少しばかり吐き気を感じます。しかし嘔吐も下痢もなくそのまま就寝。

・感染6日目(服薬2日目)
 早速効果が現れ、症状(排尿時の痛み、残尿感、残尿感に伴う痛み)が薄れる。
 ややお腹の調子が悪いが、食後に整腸剤を服用したためもあるのか、腹痛と言うほどでもなく、すぐに治まりました。
 膿がまだ出ていたので、異臭がしないよう、トイレに行くたびに水洗いをするようにしました。

・感染7日目(服薬3日目)
 症状はかなり治まってきました。この時点になるとほぼ副作用もなし。
 膿による異臭には気をつけて、やはりトイレに行くたびに水洗いをします。

・感染8日目(服薬4日目)
 症状、副作用ともに治まったので、ソロプレイを試してみましたが、特に痛みもなくいつも通りでした。
 引き続き異臭に気をつけてトイレでは水洗い。

・感染9日目〜14日目(服薬5〜10日目)
 感染を避けるためにパートナーとの営みや風俗遊びを自粛した事以外、性生活はほぼいつも通り。異臭にだけは気をつけていました。

・感染15日目(服薬11日目)
 再び病院へ。
 医師の説明では、クラミジアが陰性、淋菌が陽性反応。私は淋病であったようです。症状が治まっている事を説明すると、医師曰く
「一度の服薬で十分な人が多いんですが、一度だけだと再発して耐性菌が出来る可能性があるので、もう一度薬を飲んでおきましょうか?」
へい、おねげぇしますと答え、もう一度上記の「ジスロマックRS」と整腸剤を処方されて帰宅。

 再び薬を飲むと、腹痛とまでは行きませんがお腹の調子が崩れます。研究ノートを見ると、この副作用がはっきり出る人もいるようですね。

・感染16日目以降(服薬12日目以降)
 お腹の調子はすぐに治りました。この頃になると異臭も治まり、以後普段通りの生活に戻りました。

《まとめ》
・病名…淋病
・症状…排尿時、射精時に尿道に違和感を感じた。
・その他自覚した症状
 感染時…亀頭が軽く痺れるような違和感。
 潜伏期間…頻尿、残尿感、精力の減退。
 発病後…白い膿。異臭あり。
・感染5日後に病院に行き、早めに処置したため、痛みはなかった。
・病院は「泌尿器科」。
・治療は「ジスロマックRS」を空腹時に服薬。治療期間は二週間程度。
・腹痛、下痢の副作用が出る可能性あり。
・診察は採尿のみ、治療も無痛。
・出費は完治まで5k前後。

《後述》
 いやはや、病気というのは恐ろしいですね。
 今回は二回目という事で、前回よりは早めの対応が出来たと思いますが、2010年初風俗から被弾する事になるとは。2010年の性生活の凶兆なのか、それとも2010年の凶事がこの一点に集まったのか分かりませんが、行く先が心配されますね。

 昨年〜今年を考えると半年に一回、私の風俗調査が月に一、二度であるのを考えると少なくとも一割以上の確率で被弾している事になります。
 今後もこのペースで被弾するとなると実生活に支障が出かねないので、風俗調査のあり方を考え直さねばならないのかもしれません。

 とはいえ、風俗に行く限り病気のリスクは避けられない。難しいものです。

 日本ピンサロ研究会に関わる全ての皆様、そして風俗を愛好する全ての皆様の安全で充実したセックスライフを願ってやみません。

 (H22.02.26)

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