by ベリンダ氏
皆様こんにちは、ベリンダです。
この度、当会の25周年を記念して、事務局長より「振り返りとこれからの活動」というテーマで投稿のご依頼を頂戴しました。大変名誉なことと受け止め、僭越ながら寄稿させて頂く次第です。どうぞよろしくお願いいたします。
まずは、祝・日本ピンサロ研究会設立25周年!本当におめでとうございます。当会は営利企業ではございませんが、日本企業の平均寿命が約23年という調査結果もある中、四半世紀に渡り活動を続けてこれたという事実は、想像以上に凄いことだとお分かり頂けるかと思います。設立当時20歳の嬢も、現在では45歳。当時の現役JDも立派な熟女に成長している訳です。
当会の設立に当たっては、『日本ピンサロ研究会 沿革』にあるように、設立趣旨、目的が示されております。その一部を引用します。
「風俗とは何か」
日本ピンサロ研究会は、冒頭質問に学術的な答えを出すべく1997年に設立された全国規模の研究会です。その究極の目標は、風俗の構造を解明し、風俗産業の内包する問題点を指摘、改善することにあります。また、その過程で得られた知見を多くの人に共有してもらうことも大きな目的の一つです。
今後当研究会がどのような形に変容するかは明らかではありませんが、設立当初の精神を忘れることなく、不断の努力を続けてゆきたいと思います。
いかがでしょうか。とっても深いようで、とんでもなくくだらない、単なる口コミサイトとはひと味もふた味も違う当会の原点が、ここにあると思うのです。
失われた20年、30年と言われますが、激動の四半世紀の間に様々な時代の変化がありました。あの『2ちゃんねる』登場よりも前、インターネットが一般家庭へ普及し始めた頃に当会のHPは誕生し、数年後にはモバイル版にあたる『CoDoMo』や『Pocket!』が運用開始。現在はスマホ対応を果たして各サイトにあった機能も本体へ統合されていますが、こうした先人の取り組みがあって現在の姿に至っているのです。
そうした中、当会HPのデザインは、誕生以来ある意味で一貫したスタイルを貫いております。これは、長いインターネットの歴史において特筆に値する事実です。たとえレガシーだと言われようとも、私はこのスタイルが好きですし、愛していると言っても過言ではありません。いつか私がこの世を去る頃には、ひと回りして時代の最先端を走っているやもしれませんね。
私が当会の存在を知ったのは、10代の頃だったと記憶しています。当時はまだ風俗童貞で、風俗というものに憧れとある種の畏怖を抱いており、この黒いHPの存在がそれを助長していました。世の中にはまだまだ自分の知らない世界がある、そう感じたのを今でもよく覚えています。
時は流れ、30代を目前にした私は、ちょうど旅の楽しさに目覚めた頃でした。当地の女の子と飲み、語らい、唇を重ね、身体を交わらせる。よく言えばこんな表現になるのかもしれませんが、つまるところ自分の女好きが開花した時期だったのかと思います(笑)前々から参考にさせてもらっていた当会への恩返し(のつもり)、そしてこの会には一体どんな人がいるんだろう?という好奇心から、旅の途中、熊本のホテルより入会希望のメールを送るのでした。
かくして私はベリンダとなり、翌年に曙町でKEN会長、花咲さんと対面を果たして正会員の仲間入り。はじめはどんなにヤバイ人達が来るんだろうと身構えていましたが、ある意味期待は外れ、社会で立派に生きる漢達の、世を忍ぶ仮の姿を目の当たりにした訳です。もっとも、その数週間後に期待通りの会員さんに出会ってハァハァしたのは、ここだけの秘密にしておきます(笑)本当に懐かしいですね。
それからは、人生が変わりました。平日は会員諸氏と飲み歩き、週末になれば遠征に出掛ける。当時は時間の調整が付きやすく、気付けば投稿が100本に達し、なんだかよくわからない役職が付いていました。調査費用が100万円を超えた年もあります。あの頃はなんであんなに夢中になれたのだろう、今では不思議に思いますが、まあ楽しかったんです。純粋に。
そうして、全国各地に風俗仲間、飲み仲間ができました。私のようにクソ生意気な若輩者を温かく迎えて下さった会員の皆様には、感謝しかありません。ありがとうございます。生意気が過ぎて、時に不快な思いをさせてしまったこともあったかと思います。この場をお借りして、謝罪させて下さい。大変申し訳ございません。気付けば、10年もの年月が過ぎていました。これまで仲良くして下さった皆様、本当にありがとうございます。
長きに渡り当会とHPを運営されてきたKEN氏には、改めて敬意を表します。寄る年波には勝てないかもしれませんが、このどうしようもなくアホでアカデミックで崇高で素敵な日本ピンサロ研究会を、これからもどうぞよろしくお願いいたします。設立当時の会員諸氏も、きっとそれを望んでいることでしょう。・・・って、当時を知らず交流もない私ごときが何を言うという話ですよね、すみません。
この先、当会はどんな方向に向かうのでしょうか。未来のことなど誰も知る由はありませんが、きっと根幹は変わらないままだと信じています。その変わらない味こそが、当会の歴史であり、醍醐味であり、私が守って行きたいと思っているものです。500本以上の投稿を重ねてもなお「風俗とは何か」に対する明快な回答は見出せておりません。まだまだですね。そんな私の活動が、当会そして風俗産業発展の一助になればと願いつつ、そろそろ締めたいと思います。
日本ピンサロ研究会、KEN氏をはじめ会員諸氏、非会員、そして読者の皆様に幸あらんことを。日本特有の風俗産業が、今後も良い形で存続していくことを切に願っております。
25周年、本当におめでとうございます!
以上、ベリンダがお届けしました。
管理部長 ベリンダ (R05.12.18)