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体験メモ「ラブドールショールーム見学記」

by マツキヨ氏


 皆さん、駅前の育英募金で、美形少女の箱には、つい奮発してしまう千葉支部主任調査員のマツキヨでございます。

 先般、ラブドールデリヘルのレポをさせて頂きましたが、そのついでと言っちゃナンですが、オリエント工業のショールームの見学をしてきましたのでレポします。

 当該店は御徒町駅から近い商店街の一角。なお、見学には予約が必要で、女性の入場が制限される曜日があるなど、冷やかしでの入場を排除し、真剣に購入を検討している方を対象にしている姿勢が伺えます。詳細はHPをご覧ください。
 ラブドールデリヘルを利用する方や、ラブドールを購入しようとしている方へ、私見ではありますが参考になればと思いレポします。

店名:オリエント工業
業種:ショールーム
場所:JR御徒町駅
HP:https://www.orient-doll.com/showroom/
時間:30分
経費:無料(要予約)

 ショールームは、女性下着売り場の様相です。半裸のラブドールが立ったり座ったり、様々なポーズをとっています。数は全身が15体、頭部のみが20体ほど。商品としてはセックスドール販売ではありますが、アダルトグッズ店のような淫猥さはありません。
 初めてラブドールをご覧になる方の印象は、おそらく

『小さい!』

でしょう。
 ここの製品は、身長147cmと136cmが基本。ただ、ロリ体型ではなく、スタイルの良い女性をスケールダウンしたカンジで、皆さんトランジスタグラマー。そして流石はオリエント工業のラブドール。デパートのマネキンとは全く違い、生きているような造形です。特に素晴らしいのがリアル路線の『やすらぎ』と『Ange』シリーズ。

 ラブドールの進化は、技術革新と顧客要望の歴史であります。ここで扱っているのは、かつて『空気嫁』などと呼ばれたビニール製品の簡易な物ではなく、シリコンなど最新素材で製造された逸品です。しかしながら、ラブドールの方向性には系譜があります。見た目を優先するか、機能美を優先するか。
 残念ながら現在の技術では、両者を両立させることは困難なので、製品はどちらかの方向性に特化することが必要なのです。具体的に言うと、現在の造形技術と素材によって、極めてリアルな造形を産み出すことは可能です。しかし、それは機能性を犠牲にし、ラブドールでは重要な自由なポーズ、つまり体位変化に制限を設けることになります。
 先般、オイラがレポしたラブドールで言うと、シリコン一体型は造形が素晴らしいですが、ポーズに制限が発生するのです 。もちろん、疑似骨格は内蔵されているので多少の動きは付けられますが、四肢の可動域は狭いです。
 一方でロリなハイブリッド型の特徴として、肩と股が自由関節です。また、胴体はシリコン製で肌触りと柔らかさのリアル感を維持し、腕と脚はソフトビニール製です。ポーズや体位の自由度が高く着替えも容易でしょう。

 これらを踏まえ、オリエント工業のラインナップから最近の製品事情を見ていきましょう。というか、現在ではハイブリッド型の『nano』は生産されていません。前述のとおり、こちらは自由関節とソフトビニールの四肢が特徴で、ポーズには自由度があるものの,ヌード撮影には向きません。それでも着衣撮影なら不自然さはありません。セックス目的なら秀逸な製品なのですが、手足のソフビ感は不自然で、需要が低かったのかもしれませんね。
 一方でシリコン一体型は数種類のバリエーションが製造されています。もちろんこれは、販売動向や市場調査を行ったうえでの判断でしょう。特に生身の女性から型取りを行うなど、外見のリアルさを追求する方向性が見えて取れます。その造形から、ヌード撮影にも耐えられます。

 オリエント工業では見学時、4タイプの販売を行っていましたが、いずれもリアルな造形に拘ったシリコン一体型です。可動域の広いハイブリッドの『nano』は販売が終了し、新しく小柄な『Berry uni』がラインナップに加わりました。
 この新型、ついに性交機能をオミットし、鑑賞目的に特化するという、オリエント工業としてはなんとも大胆な英断です。これには裏事情として、小柄なロリタイプは、昨今の諸事情により、性交能力を持たせると、対外的に(国内世論のみならず、特にロリ規制が厳しい海外など)様々な問題が発生しかねないことが理由・・・という噂も聞きます。  企業コンプライアンスですかねぇ・・・。

 話は変わりますが、個人工房レベルで、究極の職人凄技を投入し、ロリドールを製造販売されている方のHPもいくつかあります。殆どが造形の拘り(肌のシミを表現したり、皮下の毛細血管を描画したり、マ◯コをリアルに造形したり)が凄いです。
 その作業は、アニメフィギュアの魔改造作業を超絶に高度にしたものと言ってもいいでしょう。見た目を優先する。これが最近のラブドールのトレンドと言えるかもしれません。

 本日はオリエント工業でしたが、他にも国内生産を行っている会社はありますし、海外製品の輸入代行を行っている会社もあります。もちろんアマゾンで購入することもできます。
 しかしながら、『ラブドール イコール オリエント工業』というイメージが定着しているのは、それだけオリエント工業製の品質が高く人気があるということでしょう。(これはエロエロ天使の店長も言ってました)

評価 5点満点中
店員:4 ショールームの促販店員ってより、下町の職人ってカンジの親爺サン。物腰は低く、好感が持てました。
店舗:4 商店街外れの綺麗なビル内。看板は小さいので、お見逃し無く。
ブース:5 倉庫などではなく、まさにショールーム。綺麗です。
フェイス:5 生首が並んでいます(笑)。HP画像と違い、実物はイメージが掴みやすい。
ボディ:5 皆さん小柄ですが、超絶にナイスバディ。
年齢:5 事実上、展示品なので、劣化は皆無。
トーク:4 店員サンの説明は丁寧で分かりやすい。
HP表示:5 HPそのまま。ストリートビューにも対応していてびっくり(笑)。
サービス:4 こちらからの質問に、解りやすく解説頂きました。
価格:5 無料ですから。
再訪:2 もしオイラが購入するなら、もっと詳しい商談が必要ですので再訪します。

 想像以上のクオリティーでした。『聞く』と『観る』では大違い。一方で海外品、特に中国製は安いのですが、造形に不自然さがあったり、素材の耐久性やアフターケアに問題が有ったり・・・。
 流石はラブドール界のトップランナーに感服です。

 千葉支部 千葉事務所 主任調査員 マツキヨ (H30.12.09)

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