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研究メモ「地雷客についての一考察」

by アローゼン氏


 アローゼンです。今回は研究ノートです。

 会員・非会員を問わず、調査には地雷がつきものです。「ルックス地雷」・「サービス地雷」・「接客地雷」・「円盤の持ち掛け」など様々な地雷があります。地雷嬢に関するレポートやノートは多く掲載されており、「地雷嬢」の定義は概ね定まっていると考えられます。
 ちなみに、私の中では「接客できない」が「地雷嬢」の大きな要素になっています。「お客をもてなし、気分良く過ごしてもらう」ことがサービス業の基本と考えると、風俗店は「究極の接客業」と言って良いでしょう。私が地雷認定した嬢は、およそ社会人としての適性を疑うような言動をしていることがほとんどです。

 翻って、私たちお客の側はどうでしょうか。もしかしたら、嬢から「地雷認定」されているかもしれません。幸い、私は地雷扱いされた経験はありませんでした。しかし、定番嬢たちと話をしていると、どうしても「地雷客」の話が出てきます。多少の違いはあるものの、概ね共通する点が見受けられます。今回はその「共通点」を書き出してみようと思います。

 なお、このノートは、改正遺失物法さんの研究ノート「風俗における利用者側のマナーに関する一考察(../papers/kib_pa1f.htm)」を参考にしています。改正さん、ありがとうございます。

1.いわゆる「モノ扱い」
 風俗店は一般のサービス業に比べて対価がかなり高くなっています。「激安」を謳う店でも10000円前後はかかります。つい「高いお金を払っているんだから何をしても良い」という気持ちになりがちです。「馴れ馴れしい態度」・「上から目線で物を言う」・「いきなり触る」といった言動は、嬢が生身の人間であることを否定することです。そこにあるのは「金ほしさに汚い仕事をしている奴」という蔑みの心です。

2.無理な要求をする
 いわゆる「本番行為の要求・強要」が最も多いです。風俗店では本番行為は禁止されており、これを前提で話を進めるのは言語道断です。拒否すると、「それでは指名が取れない」とか「ろくなサービスもできないくせに」と暴言を吐いたり、さらには無理矢理しようとする輩もいるそうです。ここまでくると犯罪ですが、いざこざになるのを恐れて泣き寝入りすることもあるそうです。その他、「いきなり指入れをして体が傷つける」・「サービスに入っていないプレイを要求する」・「嫌がっているのに気持ち良いと勘違いする」なども地雷客によく見られる傾向です。

3.コミュニケーションが取れない
 ここで言う「コミュニケーション」は「社交的かつ明るく振る舞う」ことではありません。社会人として最低限、身に付けておくべき「言葉遣い」・「態度」を指します。いくらお金をもらっているとはいえ、好きでもない男の性処理をすることは、嬢にとって大きなストレスです。「サービスしてくれてありがとう」・「気持ち良くしてくれてありがとう」という言葉をもらうだけで、嬢はとても嬉しいそうです。
「掲示板の書き込みを鵜呑みにする」・「気に入らない嬢を掲示板で晒す」といった行為も「コミュニケーションが取れない」ことの証です。嬢の立場や気持ちを理解し、思いやることができない人間は、風俗店を利用する資格はないと思います。

 情報媒体が雑誌からインターネットに移行し、無店舗型風俗店(デリヘル)が増えたことで、風俗で働いたり利用したりすることへの垣根が低くなりました。嬢や客にとってすそ野が広がったことは大きなメリットだと思います。風俗は一期一会の出会いが基本だからこそ、嬢も客も互いに気分良く過ごし、「良い思い出」として心に残したいものです。

 駄文ですが、ご精読いただければ幸いです。

 四国支部長 アローゼン (H29.03.07)

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