by アローゼン氏
アローゼンです。今回は当会草創期の風俗店について研究ノートを書いてみました。
なお、ここに書いた内容は嬢からの聞き書きなので、正確さを保証するものではありません。
某所の人妻店で遊んだ時のことでした。嬢とピロートークをしていると、ふと昔の話をしてきました。
今から十数年前、箱型風俗店でアルバイトをしていたそうです。ちょうど当会が立ち上がった頃と思われます。嬢は当時は学生で、学費を稼ぐために、授業の合間を縫って毎日のように勤務していたそうです。
当時は現在ほどインターネットも発達しておらず、箱型風俗店の情報は主に風俗系の雑誌が中心でした。情報が極端に少ないのみならず、客だけでなく嬢からも搾取するようなボッタクリ店も多く見られました。嬢も働く店を探すのに苦労したと話しています。
インターネットで簡単に情報が手に入るようになった現在では、風俗店で働く上での様々な垣根はかなり低くなっていますが、当時は「いかがわしい仕事」というイメージが非常に強く、身内バレしないかビクビクしていたそうです。働いている嬢も、借金を抱えたり騙されたりした「訳アリ」な人が多かったそうです。
健全な店舗も働く嬢も少なかった時代なので、店側も嬢を囲い込もうと必死でした。あちこちでスカウトをしたり、前借金で縛り付けたり、無理なシフトを組んだり、というのが当たり前だったそうです。嬢も当時は勤務が厳しく、心身ともに傷だらけだったと述懐しています。
今では考えられないことですが、いわゆる「クスリ」をやったり枕営業をする嬢が当時は当たり前のようにいたそうです。指名が取れなくなり店から追い出されそうになった嬢が,店長や幹部に枕営業をかけるのは日常茶飯事でした。さらに精神を病んだ嬢が部屋の中で脱法ハーブ(危険ドラッグ)や麻薬を吸っていて、その臭いが他の部屋でも伝わってきたそうです。
健全な部類に入っていた箱店舗でもこれだけのことが起きているのですから、当時の風俗店はある種の無法地帯だったことが想像できます。そんな箱型風俗店に対し、大規模な取り締まりと規制が行われるようになりました。
代表的なものは東京都の条例です。合法・違法を問わず徹底的に規制した結果、箱型風俗店が激減し、無店舗型や受付型が主流になっていきました。
現在は風俗のすそ野が広がり、インターネットを中心に多くの情報が簡単に手に入ります。当会は風俗店の情報が極端に少なかった頃から多くの有用な情報を提供し続け、現在では365日欠かさずに風俗店のレポートが掲載されています。
更新作業を続けられている会長をはじめ、過去そして現在の会員そして読者の皆さんのお力によるところが大きいと思います。
当会草創期の記事を読みながら思いを馳せてみたいと思った、そんな昔話でした。
中身のない話ですが、ご精読ありがとうございました。
会長付属調査隊 東部方面調査隊長 アローゼン (H27.11.03)