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研究ノート「性感染症の臨床例〜ヘルペス〜」

by 秋空合氏


 東京北機動調査隊長 秋空合です。
 今回は息子に起きた外傷の治療報告になります。

【経緯】
 あるとき、便座に座って息子をみたら、カリ首に赤いかぶれを3つ見つけました。かぶれですので、その部分に触れれば痛いですし、入浴時にシャワーが当たってもしみるのですが,何もしなければ、特に痛みもなく、排尿時の違和感もありませんでした。

 ただ、場所が場所でしたので、やはりSTDが気になり,週末や夜間に対応している病院を調べ,症状発覚から2日後に泌尿器科を受診しました。

【病院へ、最初の診察】
 行ったのは泌尿器科のほか、内科や皮膚科などもある病院で保険の適用があります。
 問診票を受け取った際に、症状の部分は詳しく書くように言われました。最近1年間の風俗利用状況も正直に記入します。頻度や利用した店舗形態(ピンサロやデリヘル、ソープなど)。

 15分ほど待って診察室へ。早速、患部を見せたところ、これはひどいね、との言葉をもらい,麺棒で患部の分泌物を採取するのですが、これが痛い。
 視診の判断は、ヘルペス。また、傷の深さから梅毒の可能性もあり、一緒に検査もするため採血もしました。結果が出るまで1週間とのことで、翌週に改めて来院するように言われます。

この日は
@抗ウイルス薬(1回1錠を1日2回、5日分)
A抗生物質(1回2錠を1日3回、7日分)
Bゲンタマイシン軟膏
を処方され、診察と薬代で4,500円。
全部で40分ほどで終わりました。

 院内処方でしたので、別で薬局行かなくていいのは助かりました。
 きちんと薬を飲み続けて、一週間。徐々にというよりは6日目くらいからシャワーの水が沁みなくなってきましたが、たまに強く洗ってしまい傷口が開いてしまいました。

【病院へ、検査結果は】
 一週間後に再診へ。検査の結果、梅毒などの結果は陰性でしたが、多少、患部は化膿していたようです。患部を見せたところ、やはりまだ完全にはきれいになっていないということで抗生物質が一週間継続となり、また翌週の来院を言い渡されました。

@抗生物質(1回1錠を1日3回、7日分)
 この日は、診察と薬で1,700円でした。受付から病院を出るまで30分ほど。

【完治】
 最初の診察から2週間、なんとか完治宣言。飲み薬は終了ですが、軟膏はお風呂上りに1回でいいのでチューブを使い切るまで塗ってくださいとのことでした。この日は、診察のみで400円でした。

【最後に】
 今回は自覚症状が出たので、診察を受けることができましたが,病気の種類や個人差で自覚症状がない場合もあります。
 被弾した、という言葉も、あくまで自分が被害者の立場であって,嬢のウイルスなどは、誰か同志が持ち込んでいるわけです。知らない間に、自分が嬢に感染させていた可能性もあります。
 風疹やインフルエンザのように、ワクチンで予防することができない以上,安全グッズの使用は適切に、それでも感染のリスクは0にはなりません。
 自覚症状がない検査のみの場合、保険適用外にはなりますが,感染していた時の早期発見と、嬢および明日の自分を守るために,利用する側のマナーとして、定期的に検査を受けるようにしたいです。

 健康な身体あってのお遊びです。この報告が、皆さんが検査を受ける一助になればと思います。

 長々とありがとうございました。

 東京北支部 東京北機動調査隊長 秋空合 (R01.12.20)

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