〜©日本ピンサロ研究会〜

調査報告「小松市風俗の概況」

by 19の昼氏


 19の昼です。

 西日本本部のレポ未投稿地区が北陸と愛知のみになりました。早速北陸の店舗を調査しようと4月のある日、大阪出張から東京へ帰るルートを小松空港経由に変更し、あわせて小松にあるピンサロ「ヴェネチィア」を調査すべく大阪からサンダーバードに乗り込み午前11時に小松駅に到着しました。

 石川県小松市は県内3番目の都市であり、小松空港など東京と石川県福井県をつなぐ北陸の玄関口です。さぞや風俗店も発展しているかと思い小松駅から南西にある末広町の交差点を目指します。

 末広町交差点周辺は清水町といい、古くは赤線地区でした。今もその門構えがセクキャバ女子寮の前あたりに残っています。赤線地区につながる道路は東西南それぞれカギ型になっています。江戸時代から区画が変わっていないことをうかがわせます。

 風俗店に関しては、基本的にデリバリー中心ですが、ほぼ金沢から移動してくる店舗が中心です。ここでは店舗のみに絞って話を進めます

 旧赤線地区およびアパホテル周辺のほぼすべての電柱に「ヴェネチィア」の柱巻広告が出現します。「ピンサロの広告が電柱にって、問題があるのでは?」と思いましたがここが赤線地区の独特とした文化なのでしょうか。どちらにしろ昼12時半の開店にモチベーションが上がります。

 ところが、12時半になり店に突入しようと思い店の前に行くと、透明の玄関扉越しに立て看板等がまだ残っています。ドアもカギがかかっていて入れません
 しかたなく時間をつぶします。もう少し赤線地区を見ようと周囲を散策します。お昼にも関わらず数人しかすれ違いません。そして12時50分ごろに再度店に突入しようとすると、さっきすれ違った男性が開店準備を始めています。嬢もまだ出勤していないようです。HPでは開店と同時に2名が出勤と書かれていますが、誰も出勤していません。飛行機の時間がせまっていることもあり、ここは泣く泣く退散することとしました。
 店舗はどうやら地方時間にあわせた営業のようです。駅に向かう途中の駐車場にて、ベネチアのHPに掲載されていた嬢をうかがわせるかたにすれ違いました。ストーカー対策のために、店からもっと離れたところに駐車したほうが良いと思いました。

 小松地区の店舗型は現在ピンサロ1店、セクキャバ1店(休業中含む)です。他はほぼガールズバーとキャバクラとなっています。

 末広交差点周辺

ピンサロ
ヴェネチィア(昼12時半?〜。ただし営業時間はあいまいである) http://komatsu-venezia.com

セクキャバ 
女子寮(現在休業中。看板等は残っているのでリニューアル中?)

キャバクラ
赤線地区に多数。

飲み屋は合計100店舗ほど

ガールズバー 6店舗ほど
最初のセット100分3,000円(飲み放題)から

閉店
ピンサロ
カラークィーンズ(女子寮の2階。現在はガールズバーに)

その他小松駅前(プレジデントビル)
キャバクラ 2店舗ほど

 ここで特筆すべきはガールズバーの安さですが、店内にて追加オーダーをガンガン求められるのでしょうか。

 吉原もそうですが、赤線地区というのは日本の歴史を堀りおこしてくれます。同時に、風化され、他の地区と同化されていくプロセス(妓楼の建物を改築してスナックとして使用など)を垣間見ることもできます。しかしながら世の中の風俗産業に対する規制強化によりデリヘルが発展することにより、店舗型風俗という社会悪が京都祇園のように文化として転生する機会を奪い、その結果、都市自体も廃れていくというのを小松の赤線地区が私に教えてくれたような気がします。石川県の住民は、温泉街からソープ廃止をもくろむ県に対して住民が存続を訴える地域性です。そういう地域でも店舗型風俗は消え去って行って良いのか、むしろもっと発展させるべきではないのか。それをするにはどうしたら良いのか
、深く考えたところ、一つの考えにたどり着きました

「小松とはいえ、県外からも客は来る。開店時間は守ろう」

 以上19の昼でした。

 東京中央支部 第16機動調査隊 先任隊員 19の昼 (H25.04.30)

トップページへ

〜©日本ピンサロ研究会〜