by KEN氏
ご好評を頂いています,管理人のゲリラ的随筆,クリスマスに合わせてお送りします。そんな事はいいからレポート書け!なんて言わずにお付き合い下さい。
クリスマスの語源やらなにやらは他サイトに譲るとして。。。
「サンタクロースを信じるか?」
これは子供の永遠の課題です。誰でも昔は信じていましたね,私もそうですし,あなたもそうでしょう。が,今はどうですか?そんなのいる訳がない,と思っているでしょう。果たしてそうなのでしょうか。。。本当に存在しないのでしょうか?
「いる訳がないだろう」
そう言うあなた,それはあなたが何処でどう確認したのでしょうか?世界中の空間と言う空間,イラクの農家の穴の中から,グランドキャニオンの奥底までをくまなく見てきたのですが?違いますね,そう皆が言っているからです。トナカイとソリが空を飛ぶ事なんてあり得ない?ふん,それは誰に聞いたのですが?何でハチが空を飛べるか説明できない人がどう説明出来るのでしょうか?皆がそう言っているから。。。結局はそういう事です。皆が科学的にあり得ない,そう言うから誰も彼もそう思い込んでいる,常識と言う実に曖昧模糊としたものでしか説明できない,つまりは誰もそれを実際に証明できない。。。
もしかして空飛ぶトナカイとソリがあったらどうしますか?笑ってはいけません。物理的にあり得ない?確かにそうかもしれません。物理やらなにやらは私は良くはわかりませんが,結局のところ人類が体験した事を無理やり数値化する学問ではないでしょうか?全ては物理学で証明される,らしですが。。。そうでしょうか?結局は人間が実際に体験したもの,若しくは実体験を基礎に考えられるもの,そう言う程度のものでしかないのではないでしょうか?欠陥だらけの人間が考えた,考えられるもの,結局は未だに謎が多い人間の脳の限界の範囲内でしか証明できないもの。。。自身の解明さえ出来ていない人間の考えたもの。。。かもしれません。
一件明白な 「1+1=2」 これもよくよく考えればおかしな事になってきます。リンゴが1個有りそこにもう1個持ってきた,とすればリンゴは2個ですよね?でも正確には違いませんか?重さで見ればどうでしょう,厳密に同じ重さのリンゴはそうそう存在しません。別なリンゴを持ってきても2個ですが先ほどの2個とは同じ重さにならないのではないでしょうか。「2」は2でも絶対的に同じ2ではありません。
地球は丸い。。。よく言われます。しかし実際は丸くはないと言うのは有名な事実ですが,写真で見る限り丸としかいいようがありません。真円と並べてもその差は判らないでしょう。木を見て森を見ず,中学の時,先生が授業で言っていました。
「一部の数値を言い立てて地球は丸じゃないなんて言うな,ゾウの鼻だけ触っても確かにゾウに触った事にはなるがそれはゾウの一部に過ぎない,地球は丸い,それでいいんだ。」
私は勉強はすっかり忘れましたがこの言葉は今でもはっきり覚えています。
そう,数値的にはそうでも,それでも地球は丸い。だいたい,物理的にも世の中に真ん丸なんて存在しないはずです,ロケットに使うベアリングの玉にしても町工場の職人さんが手で研磨して真円に近いものにしているだけで真ん丸ではないそうです。それは人類には作れない,そうです。だからと言って丸いものがこの世に存在しないとは誰も思わない。。。実際は真ん丸のものは存在していないにもかかわらず。
一部の人が絶対裏切らないもの,人生の全てという人もいる「お金」これだって全くアテに出来ません。これだけ価値が変動するものもないでしょう。今の一万円の価値を正確に言える人は財務省の役人でも居ないはず。イラクと日本国内でどれだけ一万円の価値に差が出ますか?一万円は何ドル?じゃ一ドルは何ユーロ?じゃ一ユーロは何円???12時間前と今ではもう違いますよね,一夜にして紙屑になる事もある。。。
我々が知っている常識はこの程度なのです,絶対的なものなどありはしない,そんな実に不安定な常識の一片にしがみ付いて生きている,ただそれだけなのかもしれません。
きっと皆さんも一度は説明できない事を体験しているはずです。その説明できない事がトナカイに起こっていないとどう言いきれますか?もしかしてなんかの拍子で飛ぶ事の出来るトナカイがこの世に存在しているかもしれない。。。
だからサンタが居ないなんて言い切れる人は居ないはず,逆にもしかしたら存在しているのではないか?そう思うのが実は自然なのかもしれません。
私はこう信じたい。
サンタは1人しか居ない。プレゼントを届けるのは世界中で不幸な人の順に届けている,だから幸せであればあるほど,サンタが来てくれる事はない。。。来なければ,今年1年が幸せだったという事,どれだけ自分が不幸か嘆いている人も実はそんなに不幸ではなかった。。。のかもしれません。
サンタが来たら,それはこの世で最後の奇跡があなたの身に起こったという事。その事は誰にも話さず,心の中に閉まっておきましょう。。。
きっとサンタクロースは存在する。。。心にロマンがなければ,寂しすぎますし,信じても居ないものを子供にウソ付く事は出来ません。
また今年もこの日が来ました。きっと私のところにサンタが来ないのは判っています。多分アフガンやイラクの子供たちのために手一杯でしょうから。。。
私は毎年の事,サンタスーツを着て友人宅を訪問します。つたない字で綴られた手紙を受け取りに行くために。そしてその手紙の表にはこうかかれています。
「サンタさんへ」
Merry Christmas.....................
日本ピンサロ研究会 会長 KEN