〜©日本ピンサロ研究会〜

小料理「名称不詳」(かんなみ街)

by カムカム氏


 二回目投稿のカムカムです。かんなみ新地のレポートです。よろしくお願いします。

場所:かんなみ新地
時間:30分(10000円)
店名:不明
訪問日時:某日夜

 大阪からほど近い兵庫県の阪神尼崎駅。関西在住歴の長い僕だが、尼崎を単なる一地方都市に過ぎないと思っていた。梅田や難波と比べれば、もちろんそうには違いない。しかし、駅前広場左手から伸びるアーケード商店街を目にすれば、誰しもその溢れ出るパワーを感じざるを得ないだろう。人間をものすごいパワーで突き動かす力の源泉、何かその臭いがここからするのである。そして今回の訪問地、かんなみ新地は実際、この商店街の先にある、小さな”集落”だ。

 この商店街右手には、ちょうど平行する形でもう一本通りがある。ナイトクラブや風俗店、韓国焼肉といった種種雑多なエネルギーと場末感が支配する空間である。きっとこの先に何かがある、そう思わせる吸引力がある。

 さて、肝心のかんなみ新地だが、これは面積でいえば、非常に小さい。だからといってこの新地の魅力を侮ることはできない。建物が密集するようにぎっしり詰まった圧迫感と妖美なピンクネオンが、独特の幻想空間を形成しているのである。このぎっしりつまった”集落”には、男女の肉塊もまた密集しているのである。

 嬢たちはピンクネオンの下、小さな丸椅子に腰掛けている。その多くは申し分ないほどの美人だ。どの美人を抱くか。それは結局、各人の好みに過ぎない。もはや一番の美人など、存在しないのである。今更ながら、そんなことに気付くのであった。僕は細い路地から集落の裏手をぐるりと回り、心に決めた嬢の元へとまた戻った。髪を綺麗にまとめた、若いが大人びた女であった。狭い階段を登ると、小さな小部屋に布団が敷かれていた。金銭のやりとりを済ますと、互いの肌を晒した。

 嬢は脚で僕の太ももをはさみながら、乳首や既に硬くなったものを舐めた。はちきれそうになったのを見ると、「どっちがいい?」と嬢は尋ねた。僕は上になりたいと言うと彼女は仰向けになり、僕を導いた。

 僕はすぐさま相性の良さを熱く沸きあがる快楽で感じた。彼女の長いまつ毛を眺めた。
「かわいいね。」
 耳元でそう囁くと、彼女は声を漏らしながらも、瞳を閉じていた。両手を這わして彼女の胸や太ももの肌を楽しみながら、腰をゆっくりと使った。波は次第に大きくなり、理性の船は大きな甘いうねりの中に転覆するのであった。僕は恍惚の中で彼女をぎゅっと抱き締めた。隣の部屋からは、別の嬢の大きな喘ぎ声が断続的に響き渡っていた。徐々に自分を取り戻していた僕は、まだ硬い温もりを感じながら、この声をぼんやりと聞いているのであった。

 (H25.02.02)

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