〜©日本ピンサロ研究会〜

ピンサロ「名称不詳」(藤沢)

by Pe-Rosso氏


 酷暑が続く毎日とは言え、夜の帳が降りると僅かながら秋の気配が感じられるようになった葉月某日夜、其の男は「せんだ号」を飛ばし南へ向かっていた。
 普段であればこの時間帯は風呂を済ませ、缶ビールを片手に日ピン研サイトを閲覧している其の男だが、この日はどうしても確かめたいことがあった故だ。

 WEBがあまねく普及している今日、調べられないことなど無いように思えるが、其の男が確かめたいと思っていた情報は、どう探してもほんの微かに、それも断片的にしかPC画面に現われてこない。
 もっとも、某巨大掲示板にそれらしき情報が無い訳ではないが、そもそも其の男は匿名性を逆手に取った誹謗中傷の坩堝であるその掲示板に嫌悪感を抱いており、参考にすることはまず皆無なのである。
 やはり本当に有益な情報を得るには、自らの足で稼ぐか、信頼できる人間に直接話を聞く他無いように思う。WEBは確かに便利ではあるが、所詮は仮想空間でしかないのだから・・・

 皆さまこんにちは。相模事務所のPe-Rosso(ぺろっそ)でございます。
 今回のお店はこちら。

○サロン 「名称不詳」@藤沢某所
※今回の費用:40分10K+店内で女性と交渉、時間不詳5K=総額15K
※突入日時:8月下旬の平日、21時ごろ

 気が急いていたせいか、其の男が想定していたよりも早く、今回のターゲットエリアに到着することが出来た。
 エリア内のコインパーキングに「せんだ号」を停め、目星を付けていた某店へまず向かった其の男は、その店の前で呆然と立ち尽くしていた。
 電飾看板どころか当該店が入っているビル全館に明かりが灯っておらず、店舗入口の階段には「立入禁止」の看板が掛かっていたのである。どうやら再開発が進むこのエリアにおいて、このビルもその対象となってしまっていたようだ。

 兵どもが夢の跡、其の男の期待も泡沫と消えてしまうのか・・・

 しかし、その懸念は杞憂に終わった。そのビルの少し先に長屋風のスナックが居並ぶ一画があり、その内の一店舗の前に呼び込みがいたのである。早速其の男は嬉々としてその呼び込みに接触し、話を聞いてみた。

 40分で10Kです。サービスは・・・、とりあえず店内に入って女性に聞いてください。ボッタクリの店じゃありませんから。呼び込みはそう小声でつぶやいた。初見である其の男を少し警戒していたのかも知れない。
 其の男は了承し呼び込みに10Kを支払い、店内に案内された。意外、と言っては失礼だろうか、どうも先客が複数いるようだ。やはり「知る人ぞ知る」店舗なのだろう。

 プレイブースに通された其の男は、思わず噴き出しそうになった。いや、苦笑と言うべきか。
 このような業種の店内を「アヘン窟のようだ」と記していた文献があったように思うが、アヘン窟など知る由もない其の男は、兵庫県にある最寄り駅が出屋敷駅の某所を思い出していた。

 一畳半ほどの狭い空間に暗く赤い照明、敷きっぱなしであろう薄い布団・・・無論、からくり屋敷のような兵庫県某所とは、建物の構造が全く違うが。

 程なく現われた女性は、いい意味で其の男の予想を裏切ってくれた。自称40代ではあるが太っておらず、暗いながらも確認できたルックスもそう悪い訳でもなく、何よりもまだ肌に張りがあり、愛想も申し分ない。
 こんな場末でなく、曙町あたりの人妻ヘルスで働けば人気も出るだろうに、と余計な考えが浮かぶのは其の男だけでは無いように思う。

 近隣の現況を聞いたり、お互いの身の上話などで盛り上がり、ついつい延長してしまったが、都合1時間以上滞在して15Kであれば、この業種業態の店舗なら決して高い金額ではないだろう。

 さて、肝心のプレイ内容だが・・・
 平たく言えば、「人類が子孫を残すための行為そのもの」であった・・・

 今回の評価は割愛させていただきます。ご了承ください。

 帰路の「せんだ号」車内で、其の男の笑みが絶えることは無かった。心地よい疲労感に加え、えも云われぬ達成感と満足感、神奈川西支部もまだまだ捨てたもんじゃない・・・

 さあ、早く帰ってひとっ風呂浴び、汗を流し股間を念入りに洗おう。
 今日のビールは格別な味がするに違いない。

 以上、今回も長文乱筆、大変失礼いたしました。

 おまけ。
 同業他店がもう一店舗あります(謎爆)。

 神奈川西支部 相模事務所長 Pe-Rosso (H25.09.08)

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