ピンサロ「キャンパス5」(北千住)

by ファントム氏


 ちょっと古い話です。読み物としてどうぞ。

第1部)悪夢

2000年秋、北千住キャンパス5

フリーのダブル、日刊ゲンダイデーのため総額は4000円

 一人目の姫は外国人だった。見た目は日本人と変わらないから、たぶん中国だろう。年齢は20代中頃、容貌はまあ普通。富士真奈美を20代中頃にしてみてほしい。
「オシゴト、カエリデスカ?」
「そうだよ」
「ヨククル?」
「ここ?初めてだよ」
「キョウ、イソガシイ、タイヘン」
「大変だね」
沈黙...
「最近、涼しくなってきたね」
「ン?ナニガ?」
「す、ず、し、い、ネ」
「ン?ナニガ?」
「It's cool lately, okay?」
「ア、ソーネ」
沈黙...
「この店長いの?」
「ン?ナニガ?」
「こ、の、し、ご、と、な、が、い?」
「ア、チガウヨ」
(何でこんなの雇ったんだよ)
...略...
「その制服みたいの変わってるね」(なんだ、この衣装は?OLの制服とセーラー服を合体させたようなデザイン、しかも色使いが派手で悪趣味だな。こういう配色は、朝霞工場写真製版部ではナマっぽいって言ったけ)
「大きな襟がついてるね」
「ソンナコトナイ、ヘンナコト、イワナイ」
「え?」
「ソンナノ、ツイテイナイ」
「え?なに?」
「ツイテイナイ、ヘンナコト、イワナイ」
(何を勘違いしたんだ?ゲロゲロ、最悪かも)
...略...
「ハジメルカ?」
「そうだね」
まずはキス、姫は唇を固く結んだまま、つんつんと口を接触させること十数回。お前は鳥か、それとも中国式?
そしてFは、、、だめだこりゃ。口に含んだのは始めの30秒、そのあと手コキ、しかもじっとこちらを見ている。薄っすらと不気味な笑みを浮かべながら。
「あのさ、こっち見ないでくれる」
返事無し。
しばらく目をそらすが、再びじっとこちらを見ている。不気味な笑みは消えてない。
(おいおい、なんか、すげ〜怖え〜、もう限界だ)
「あのさ、もういい、やめて、次の人に代わって」
(早く消えてくれ〜)
立ち去りながらも、あの不気味な笑みを浮かべている。あの笑みにはどういう意味があるのだろう?
(怖かった〜)
店員は愛想がなく、見た目にもちょっとヤバそうな奴だ。文句を言うのはやめておこう。

 

第2部)救済

次の姫は日本人だった。(ホッ)

 セーラー服でない女子校生制服、顔立ちは悪くないが愛想がイマイチ。髪型はショートで可愛い。イルカを20代前半にしてみてほしい。背が低く制服が似合う体型だ。合格!今は基準がかなり甘くなっているが。
「制服似合うね、もしかしてまだ十代?」(バリバリお世辞だ)
「え〜、うそばっか〜、25なんですう〜」
「まじ?全然そんなに見えないよ」(本当に25には見えないよ)
「そんなこと言われたことないよ〜、お世辞でしょ?」
「違うって、俺、嘘つけない性格だから」(俺をまともに扱ってくれるなら、何でもするよ)
「ふふ、そういうことにしときましょっか」
よーし、この調子だ。
「この店ちょっとボロいよね」
「そうですか、ここ以外知らないから」
「君は掃き溜めに鶴かな〜」
「え?何がつる?」
「はは、何でもない。まあいいや」(ふっ、無理はしない方がいいな)
...略...
「時間なくなるから始めますか?」
「うん」
キスはなし、ちょっと残念。
う〜ん、Fはまあまあだ、及第点!
制服が似合っているし、足をくの字にまげ(60度)、その上にくの字にまげた(90度)もう一本の足を重ねている。その重なり具合と各々の角度が微妙に可愛いので特別加点10点だ。

 制服の上から胸を揉むと、適度な大きさ、柔らかさ。君は天使だ。ごく普通の子だけど、今は天使に思える。程なく天使のご奉仕で昇天。救われた〜。
 店を後にしながら思う。姫に恐怖を感じたのは初めてだな。あれは一体何だったのだろう?

 東京北支部 足立事務所長 ファントム (H14.06.27)