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研究ノート「ワイセツ語の現在事情に関する考察」

by トラ吉氏


〔はじめに…〕
 これまで、地雷を踏まないように、本会のレポートを十分参考にし、何件かの決まった店のみを行き来していましたが、入会後は「地雷もまた楽しい…」と、未レポ店にも突撃する機会が増えました。
 これまでのほとんどは、スレンダーで、テクのある20代の女の子を指名していましたが、人妻系の年配の女性、巨乳の女の子、ポッチャリ系、未経験の新人の女の子と、いろんな方を経験させていただきました。その過程の中で、女性の好みも少しずつ変わってきて、自分自身の視野も広がったような気がしています。
 さて、いろんな女の子を接していく中で、ふと気になった「ワイセツ語」についての考察をしてみようと思います。

〔ワイセツ語との出会い…〕
 大学生の頃、東京都出身と福井県出身の友人と、京都に行った日のことです。ある茶店(ちゃみせ)に入って、お茶をお願いしたら、絣(かすり)の着物を着た素敵な京美人がお茶と和菓子を運んできました。
「おまんもご一緒にどうぞ…」
「ありがとう…」
と私。ところが、横を見たら、東京出身の友人が驚いた顔で、
「あんなにかわいい子が、そんなことを言うなんて…」
東京では、饅頭に「お」を付けると、恥ずかしい言葉になるそうです。
「僕には、あんなことは言えない…」
と、東京の友人。お茶を下げにきたときにもまた、きれいな京言葉で、
「おいしいおまんでしたやろ…」
東京の彼、顔を真っ赤にしていました(笑)東京では、あの放送禁止用語を「○んこ」または丁寧に「お」をつけて「お○んこ」と言うことから話しが広がり、福井県の大野市周辺では「ちゃん○」京都南部では「お○ょこ」徳島県では「○ゃこ」など、その後、全国にはいろんな言い方があることを調査しました。
 昔、プロレスラーに「ボボ・ブラジル」と言う黒人のレスラーが居ましたが、九州のある県では、「ボボ」は放送できないので、ホホの半濁音「ポポ」になったとか…。

〔大阪では…〕
 大阪ではご存知の通り、三文字の「お○こ」ですね。もちろん、私にとっては日常的には口に出すことはありませんし、人前では恥ずかしくって言えない言葉です。
 他の地方のことはわかりませんが、「お○こ」については、女性の部分をあらわす名詞であるだけではなく、時として「お○こする(= FUCK)」とか「お○こしたい」のように、動詞としても使われる便利な言葉です。「お」が付いていますが、東京のように「お」を付けずに言うことはありません。常に三文字「お○こ」です。
 東京では「お○んこする…」と、動詞的な言い方をするのでしょうか…?私は聞いたことがありませんので何とも言えませんが…。他の地方ではどうでしょうか…?

〔ところが…〕
 「若い女の子たちは、自分のあそこを何と読んでいるのだろうか…?」
 この2,3年前から気になっていたことを、この機会に調べてみよう…と、11月以降に入らせていただいた女性に、それとなくプレイ中に聞いてみました。
 大阪の女性なら、「お○こ」に鋭く反応(わたしもそうです)するはずなんですが、「聞いたことがない…」と言う子もたくさん居ました。
 去年の11月から今年の3月の5ヶ月間で、調べた人数25人。近畿・四国・北陸出身の女の子でしたが、29歳の大阪出身の女の子一人を除き、24人が「お○んこ」または「○んこ」と答えました。
 「お○こ」と大阪の言葉を答えたその女の子は、言いにくそうに恥ずかしがりながら(正常な反応ですね)答えましたが、「お○んこ」と答えた女の子は、そんなに恥ずかしそうでもありませんでした。

〔そこで…〕
 ワイセツ語との出会いは、幼年期に、地域で近所の子どもたちとの遊びを通して、覚えた記憶があります。声をひそめて、言いにくそうに、恥ずかしそうに発する年上の子の言葉を耳から聞いて、言葉とその響きまでも覚えたようです。
 ところが、高度成長期以降、地域での子どもたちの交流が少なくなり、「あの部分」の名称は、母親から聞いたり、アダルトビデオから覚えたと言う子が多くなったようです。 母親から聞いた場合でも、卑猥な言い方ではなく、たとえばお風呂で「お○んこ、きれいに洗いましょうね…」といった言い方が多いようで、恥ずかしい単語という認識ではないようです。
 母親にしても、自分が言う時に、恥ずかしい単語で言うよりも、AVなどでよく耳にする「お○んこ」のほうが、口にしやすいと言うこともあるのでしょう。
 学校の性教育なんかで、「ヴァギナ」って言うと習ったけれど、AVを見て、普通は「お○んこ」って言うんだ…と思ったと言う女の子も居ました。
 そういった伝わり方では、「恥ずかしさ」までは伝わらないようで、大阪の女の子が口にする「お○んこ」と言う言葉には、何のテレもないのでしょう。

〔最後に…〕
 私が出会った、何人かの大阪の女の子の実態なので、そこから全体像を予測することは難しいとは思いますが、こう言った「隠語(スラング)」の世界でも、地方色は失われ、東京地方での方言に淘汰されていくことに、少なからず驚きと寂しさを感じてしまいます。
 ということで、名詞にも動詞にも活用できる、大阪のワイセツ語「お○こ」の、大阪での復活を願いながら、この考察を終わります。

 最後まで、目を通していただき、ありがとうございました。つたない文章で、大変失礼しました。
 トラ吉でした。 

 会長付属調査隊 西部方面調査隊 大阪地区調査隊長 トラ吉 (H18.04.28)

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