論文〜「費用対満足度の風俗科学への導入について」の妥当性研究〜

by サブちゃん氏


〜「費用対満足度の風俗科学への導入について」の妥当性研究〜

1.序

 元店長氏は「費用対満足度の風俗科学への導入について」において、「ソープランドとヘルスにおける同価格帯での満足度に関する一考察」の妥当性を述べられ、補正は不要であるとされておりますが、私はその妥当性について検証致しました。
 理由はソープの200yen/minが経験上無理があるとのではないかと考えたからです。無論それは証明されなけば意味がありません。

2.ヘルスと同一価格帯のソープ

 世界一の特殊浴場地域から、ほぼ全件に近いデータを採取して平均値と標準偏差を出してみました。母集団のサンプル数は153です。結果は

138.8010982
平均433.934183
標準偏差
母集団の標準偏差138.3467563
最高値666.67
最低値166.67
(単位はyen/min)

です。  しかし、彼の地は半数が60k〜80kの価格帯に入ります。そこで、氏の主張する「自腹を切っては行かない」を採用し、サンプル数も減り数値の信憑性も下がりますが、あえて前述の価格帯を排除してみました。母集団のサンプル数は80です。結果は

471.43X 1
450X 1
425.71X 1
409.09X 1
388.89X 3
380X 1
375X 5
366.67X 2
365X 1
364.15X 1
363.63X 1
357.14X 4
350X 1
2 346.15X 1
340X 1
333.33X 5
320X 1
314.29X 1
312.5X 1
307.69X 4
300X 2
291.67X 2
285.71X 1
277.78X 5
271.43X 1
269.23X 1
266.67X 4
257.14X 2
250X 3
235.71X 1
220X 1
210X 1
204X 1
200X 4
199.71X 1
171.43X 1
166.67X 1

平均313.75025
標準偏差64.60416797
母集団の標準偏差64.19912217
最高値471.43
最低値166.67
(単位はyen/min)

です。

 これからお判りになられるように200yen/minという数値は標準偏差の中に入らないという結果になります。
 勿論標準偏差というものは、母集団が無限に存在する場合に適用すべきものですが、そのサンプルはほぼ正規曲線に近くなる「t-分布」で有ることは間違いありません。

 200yen/min以下と言う店舗は、日本中に多く存在するでしょう。しかし、同様にサンプル数を増やしても、平均は変わらず標準偏差が小さくなる事が予測(予想ではありません)できます。なぜなら、これが統計学であって、筆者はその理論を打破する頭脳を持ち合わせていないからです。

 少数であっても、需要があるから存在している訳ですが、その需要とは氏の論理が正しいとした場合、「自らの自腹」をきって、臨むサラリーマン達と断言されておられます。つまりは、自腹をきってソープへ行くサラリーマンの多くは標準偏差外料金のソープへと赴く、と結論付けられます。
 また一般的特殊浴場の場合、部屋数は6〜8です。200yen/min以下の店舗数は7ですから、部屋数総数はおよそ50前後。サラリーマンの就業時間を8時から5時までとした場合、移動時間を考慮すれば5時半〜12時半が入浴時間となります。それらの店舗のPlay時間は60min以下ですし、通常この価格帯ではセットアップの時間もとりませんが、フル回転で一日一部屋8人が限界。この地域の一日のサラリーマンに対するcapacityは400人となります。

 参考までに堀之内の人気店で、通常格安店に分類されるヤング・グループの場合、割引を考慮して266.7yen/minです。エレガンス(学院)に至っては300yen/minとなります。格安店とは総額の安い店を指す訳ですが、両店とも時間単価は平均より安く、かつ標準偏差の枠内に収まることがわかります。ヤング・グループは'02年度だけで3店舗から5店舗に増やす程の人気店であり、筆者の調査では客層は正に「自らの自腹」をきって臨むサラリーマン達のようです。が、確認はとれていません。筆者は遅番の姫にインタビューした結果、「ほとんどつきっぱ」との回答を得ております。現実に同店舗へ一般的なサラリーマンが来店可能な時間帯において、同店へフリーで出かけた場合、一時間待ちと言うのは珍しくありません。

3.発射係数

 氏の論旨はより費用対効果の高い風俗は何かを追及する事にある、と筆者はみました。さすれば、より総額の安い風俗との比較が妥当では無いかと考え、同様の手法を用い、「ヘルスとピンサロにおける同価格帯での満足度に関する一考察」を行って見ることにします。
 ヘルス、ピンサロの比較を行ったのは、諸氏の体験レポートから判るように、総額で比較した場合
   ソープ > ヘルス > ピンサロ
となっているからです。

 結果は
   ”常にピンサロが費用対効果に対する満足度が高い”

となりました。  なぜなら、ヘルスとピンサロを同一料金で比較した場合、ピンサロは花びら回転が期待できるからです。同一料金/同一時間であるとすれば、ヘルスでは一度しか発射できなくとも、ピンサロでは花びら回転によるクーリッジ効果(注1)が働き複数回の発射が可能となる場合が多々あります。つまり発射係数が変化すると考えられます。ここで重要なのは、姫が複数回戦を許すかどうかの問題ではなく、客側が限られた時間内に何回可能であるかの問題です。逆を考える必要は全くありません。

4.まとめ

 結論を述べると、氏の論文が妥当性があるとも無いとも現在は言えません。理由は筆者が200yen/minのソープ調査を行った事が無いので、格安店と呼ばれるが、時間単価としては200yen/minの料金設定の店より1.3〜1.5倍の料金設定の店の客の方が、自腹のサラリーマンが多いとは断言できません。自腹を持って臨むサラリーマン客が、267〜300yen/minの店舗へ赴く事も多いのではないかと言えるだけです。具体的数値を用いられる場合、その数値の具体的根拠を明確にされる事を望みます。
 また同じ手法を用いて検証を行うと、発射係数は変化する事もあり、費用対効果はピンサロが最も高いのではないかという結論に達しました。

 研究部長 サブちゃん