〜©日本ピンサロ研究会〜

論文「Soapは何処へ向かうか」
With 体験レポート ソープ「ラドルフィン」(堀之内)

by サブちゃん氏


 筆者の現在のホームグラウンドは神奈川県央部である。会員の義務として時には体験レポートも提出せねばなるまい。次はいずこをレポートしようかと思案するがさて困った、近郊は会員諸兄の不断の努力によりほぼレポート済み。しかし筆者も会員として新規開拓は義務である。
 そこで少々考えたら、昨今この辺にも Asian Estetic Salon なるものが乱立しつつあるが、そのレポートは少ない。と言う事で「じゃぁ一丁行ってみっか」と思ったのだが、そこへ事情通の某氏より
「ワールドカップ開催地は当局の取り締まり厳しくなるよ」
との情報有。確かにその手のお店は外国人不法就労等で摘発が続いている模様。辞めた方がよさそうである。
 しかし本当の理由は、私はケチでスケベなので Asian Estetic Salon なんぞに大枚はたいて
 「マッサージが良いんだよ」
なんてうそぶき、手コキなんかで満足はできんのだ。「韓国エステに未来はあるか?」(KEN氏)参照。筆者的にはマッサージは普通のマッサージへ、手コキなら爺の方がマシなのである。
 第一アガシに会いたきゃ韓国へ行くよ。カルビもキムチもチゲも日本とは比べモンにならんほど美味いし。まぁ、個人的な意見なので Asian Estetic Salon Fan は怒らないで欲しい。

 そんな訳で結局 Soap Freak の筆者は重い腰を上げ堀の内へ向かう事とした。でも、大変なのよね〜。横浜横断は。。。まずは情報収集。いろいろ検索していると面白いコラムを見つけた。

 ラ・ドルフィン
 http://www.ciao-horinouchi.net/radolphin/radolphin.html

のJ嬢が上記HPの中で Soap Freak としての筆者の心をくすぐるような事を書いているのである。これを読んだら風俗構造改革特別研究班長としては直接インタビューを試みるしかあるまい。と、カッコいい事書いたが、本音は得意というマットプレーを堪能したかっただけなのである(*^^*)。

 

☆ではここから少々体験レポートを。

 出勤予定を確認後、直帰予定で予約を入れる。電話口の相手は柔らかく丁寧な物腰で、接客商売を良く心得た方、電話する方も気持ち良い。
 予約を入れて直帰の旨を伝えたら、途端に上司の冷たい御言葉。お金を貰ってる以上会社に対し責任は果たさねばなるまい。これは会社員だろうが、自営業だろうが風俗嬢だろうが同じなのだ。即刻本日は泣く泣く予約解除の電話をする。その応対がまた良い。客に対して全く失礼が無い物言いで気持ち良いのだ。少なくとも筆者のお店に対する印象は、この時点ではっきり決まった。
 翌土曜、休みなので早速予約。車で行く旨を伝える。予約の丁度10分前に到着。お店の前で車を止めると直ぐ従業員さんが窓に寄ってきて

 「御予約のサブちゃん様ですね。お待ちしておりました。」
 「お車は駐車場に入れますので、鍵を付けたまま店内へお入り下さい。」

と早速店内へ案内される。全く手際が良い。フロントで入浴料10Kを支払うと、待合室へご案内。結構広めで綺麗である。

【閑話休題】
 待合室椅子に腰掛け顔を上げると。TVの中の見X晴とかいう奴が目に入る。筆者は小名浜でコイツと兄弟になった。小名浜の姫が言うには、「芸能人顔して威張って嫌な奴だった」。それを思いだし少々萎える。
 ついでに書いてしまうとこの待合室の中、皆一様に真面目な顔をしている。筆者はウキウキしてつい顔がにやけてしまう。やっぱりアホなのだろうか。長い風俗経験の中で、待合室の中同じような顔をした見知らぬ愛好家と愉快に風俗談義を楽しんだことは一度しかない。
【閑話終了】

 サービスの飲み物を飲みながら待つこと10分あまり。

 「Jさん御指名のサブちゃん様。御案内致します。」

との声でJ嬢と御対面。スレンダーなBodyで小顔美人、黒いロングのドレスが良く似合っている。歳はHPの年齢よりちょっと上?。後でそっと聞いたら、

 「あれはHPに載った時の年齢のままで更新してないし、コラムにも年齢判る様に書いているから別に隠さないわ」

と笑って答えてくれた。この微妙な年齢差がわかってしまうのが歳の功か。ちょっと自分が淋しい。

 部屋に入ると服を脱がせてくれて、即尺、即ベッド。ん〜ん、たまりません。具合も良いです。ちょっと惜しくなって本来の任務を忘れ長めに感触を楽しませてもらいます。久しぶりに良い感触だったのでスグ終わるのは勿体無かったのです。終わった後姫は息を切らせてました。J嬢ごめんなさい。

 その後湯船にお湯を張る間、飲み物を飲みながらしばしの会話を楽しむ。いやインタビューです、ハイ。

 お風呂に入って体を洗ってもらい、再び湯船に。それからお待ちかねのマット。いや〜、マットってほんっとに良いもんですね。Soap Freak の筆者には堪えられない。J嬢は堀の内マットNo.1の呼び声が高いとの事。偽りは無さそうである。”男に生まれてよかった〜”と思える瞬間だ。

 至福の時も終わりを告げ、お店を出るとちゃんと玄関横に車が置いてある。この日は冷え込みが厳しい事もあってか、早めにエンジンをかけ車内も温かくしてある。本当に至れり尽くせり。

 Soapのサービスを一通り満喫して久々に満足した一時であった。これに近い満足は昔雄琴で得た事がある(注1)が、今回はそれ以上であった。
 あえて細かいサービスは書くまい。直接サービス以外にも心憎い配慮が随所にある。それらは、直接このお店に出向いて自ら堪能して頂きたい。J嬢の話しによれば、ここの姫は皆満足してもらえる様日々努力しているとの事であるから、J嬢がお好みでなければ他の姫でも良いかと思う。店内に無粋な顔写真の張り出しこそ無いが、フロントでお願いすれば写真指名は可(無料)である。
 同様に総額も書かない。決して高級店の料金では無いから安心して頂きたい。Soap遊びの第一歩は直接自分で足を運ぶことか、電話する事から始まるのだ。

 ★★★★★(女の子:筆者は visual & age 第一主義者ではないのでこうなります)
★★★★★(サービス:極楽です、笑)
★★★★★(総合:Soap本来の遊びと言う事であれば間違い無く最高ランクでしょう)

☆体験レポート終了

 

 重い腰を軽くしてもらって帰って来たところで、J嬢のコラムからの引用やインタビュー、筆者の思うことを交えてSoapと言う物を考える。

 昨今のSoap、と言っても近年は堀の内の事しかわからないのだが、総額20K以下の低価格化と低年齢化が進んでいる。高級店もあるが、我々庶民にはそうそう手を出せるものでは無いので中級店以下で考えていきたい。
 低年齢化の促進は、ヘルスの功罪が大きい。ヘルス嬢の年齢は概ね18〜22位である。22を過ぎると若いと言えなくなり顧客の要望範囲を超えてしまう。更に毎年18の新人が入って来るため当然トコロテン式に押し出される事になる。押し出された彼女等は風俗嬢を続けたいと願う場合横浜から東進する事になるようだ。
 この際、誰が言ったか知らぬが「ヘルスより楽に簡単にたくさん稼げるよ」との言葉がかなり効いているようである。楽というのは、何もしなくて良いよという事のようなのだ。

 Soapの場合元々労働者年齢がそれ程低くなかった。雄琴(滋賀県)以外では20歳未満の就労が認められていなかった事にもよる。Soapで働くに至るまでのタイムラグが生じるのだ。
 そこへヘルス上がりの若いSoap嬢が現れた。彼女等はそれ以前の女性とは社会の変化からSoapで行うサービスにそれ程抵抗を持たない(その社会変化をもたらしたのは筆者、およびそれ以上の世代のスケベオヤジである)。さすれば私のようなスケベ男は、自然とピチピチの肌を求める。若いと言うだけでパブロフの犬と化す。しかし、彼女等はSoapの技まで学ぼうと言う意欲はさほどない。それでは高額の料金は取れないしいずれ飽きられる。
 そこで時間を短くする。時短が行われれば、Soap本来のサービスも薄くなる。当然だ。これが「楽」の真相であろう。
 Soapという文化の中で培われてきた伝統の技も失われていくことになるのだ。

 その様な中、今回訪れた”ラ・ドルフィン”は衝撃的であった。まさしく古き良きSoapが生きているのである。Soapでのみ得られるあらゆるサービスが受けられる。
 サービスとは直接サービスだけでは無い。間接的なものも含むのである。風俗に単なる抜きを求めればばピンサロでも良い。その他の奉仕も受けたければヘルスへ行けば良かろう。より直接的抜きだけを求めればちょんの間でもOKだ。Soapのような高額の風俗は必要無い。
 ではその存在意義はというと、その長い時間を生かした細かい心遣いも含めた独自のサービスにこそあるのだ。
 J嬢の話しによれば、”ラ・ドルフィン”の社長は昔気質の方で堀の内を伝統を守る事に重きをおかれ、それは姫のみならず男性従業員にまで及ぶとの事。また、これもJ嬢より聞いてはじめて知ったのだが、Soap独自のサービスは堀の内で生まれ、当然守るべき伝統に含まれるとの事であった。
 特に難しい事を言われている訳ではない。お金を貰う以上、プロであれと言う事なのであろう。勿論それは風俗に限らないのだが。

 少々内容は落ちても20代前半の姫の肌は、やっぱり気持ち良い。筆者のようなもてない中年にはそれはそれで十分存在意義はある。しかし、Soap本来のサービスも失って欲しくない。
 現在は多様化の時代である。嗜好も人それぞれだし、第一他人の趣味に口出しするのはバカヤローのする事だ。だが風俗好きを自認するのであれば、一度はこの様な店に出向き風俗の王道と言われるSoapの醍醐味を味わって頂きたいと筆者は願って止まない。(注2) そして、そのサービスを他店においても要求する事こそSoap業界の発展に繋がると信じている。

※注1:いや、正確には以前のSoapでは程度の差こそあれ何処でも普通に行われていたような気がする。
※注2:ただし、その細かい心配りに思わず惚れてしまわぬようにネ。

 風俗産業・経済研究室 風俗構造改革特別研究班長 サブちゃん (H14.01.28)