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調査メモ「福井風俗について」

by 先走り二等兵氏


●北陸支部管内としての福井●

いつもお世話になっております。
北陸支部事務取扱、先走り二等兵でございます。
先日、業務都合により、かなり久しぶりに福井県を訪れました。
都合により、充分な範囲をカバー出来てはおりませんが、福井県における情報供給が非会員のたま氏が「マダム奈々」のレポを上梓以降途切れている事を鑑み、上梓するに至りました。
実際、北陸支部はレポが上がりにくく、福井については富山と束になっても石川のレポ数に及ばず、という状況は珍しくありません。
そこで、「GWには間に合わないけれど、夏休みになったら北陸に行ってみようかな?キャンペーン」を開催します!

●福井県駅前ソープ事情●

将来的には、北陸の片山津温泉街にあるソープ以外、色街としての役割はデリヘルに取って変わられる事が想定できそうです。
まだ片山津温泉などは現地に行けてませんが、全国的に地方であれば地方であるほど、苦境に立たされている傾向があるので、容易に想像が付きます。
その前提で福井の街並を見るまでも無く、箱店はほぼ無くなっている事がわかった上での訪問でした。
以下、現地で確認できたものですが、

★「ホットヘブン」(ソープ)→「チューリップガールズ福井店」(ソープ)

既に当会のレポにも、「現チューリップガールズ福井店」の表記があります。
宇都宮に同名のソープがあるので、店名変更と併せて経営移譲されたかも知れません。
となれば、完全なる別店です。

そうなると、気になるのはもう一箇所。

★「ひえん別館」(ソープ)→「マリンブルー福井店」

これは驚きました。
関東の方はピンとくる方もいらっしゃると思いますが、「バルボラ」を頂点にした系列が、福井に進出です。
宇都宮、土浦、仙台などにも支店を持ち、恐らくなんらかの理由で閉業、経営を諦めた店の営業権を買い取るなどしていると思います。
なるほど。風俗界もついにM&Aの時代が。。

というわけで、もしかしたら生き残るかも、という期待を暫くは持てそうです。
両方とも、今後どうなるかはわかりませんが、地方で個人経営しているソープが、経営者の死によって閉業するサイクルに、終わりが見えたかもしれません。
鑑札の扱いや、経営権の解釈や条例によっては難しい地域もあります(既得権益のみ認め、譲渡や相続を認めない場合には難しい)が、今後の動向が気になります。

●福井県デリヘル事情●

印象として、市場規模と店舗数の割に、人妻・熟女店が多い印象があります。
名古屋は人妻ヘルス発祥らしいのですが、その名古屋と比べても多い印象です。
デリヘルは営業実態を把握できない店も混在し、正確な店舗数を把握するには、なかなかの労力を要します。
比率については、恐らく有意な差は無いとは思いますが、店舗数が1/3(推定)くらいで比率が変わらないとなれば、感覚的に人妻店が多く感じる、という事です。
悪いわけではないのですが、恐らく前述のソープが比較的若姫売りをしている印象なので、相対的に人妻店の需要がデリヘルに流れていると思われます。
価格帯も、飛び抜けた高額店はありません。
60分、70分であれば有意な差が無い分、電話の印象や実際に会ったお嬢さんの印象や相性が重要になります。
デリヘルとソープ、デリエステがほぼ同じ価格帯なので、金額による差別化というより、「どんなサービスを受けたいか」「どこで呼ぶか」というシチュエーションによる需要の差があるだけだと感じました。

人妻・熟女、若姫はだいたい半々くらいで、市場規模からしたら、観光客の取り込みが出来れば適正な均衡が保たれている印象。
(内需がどれほどかまでは把握出来ていないので、多少の供給過多があるかも知れませんが)

●福井風俗、今後の展望●

将来リニア延伸が福井に及んだ場合、駅前ソープは消える運命にあると思います。。

リニア延伸は無いにしても、地方都市が活性化を目的に再開発する事例はあります。 特に福井県は、昨今の歴女ブームや御朱印など様々な資源があるので、一乗谷朝倉氏遺跡や近隣の市町村とタッグを組んで福井県観光の玄関口として更に動き出したら分が悪いです。
そうなると、デリヘル業者の中には足元を見た価格変更、もしくは新規参入が増えて価格破壊も懸念されます。
万が一、激安で参入を考えた人がこれを読んでいないとも限らないなで申し上げますが、この市場規模で価格破壊が起きれば、間違いなくこの地域の風俗産業は死にます。 それくらい、絶妙なバランスだと感じました。

ただ、なんとなく福井は富山、金沢発祥の地盤を持つデリヘルが少なからず営業しており、その系列が特に盤石な印象です。
個人的には、ソープを含めた今の現状維持がいつまで出来るか。
均衡をある程度保ちながら、より良いサービス提供がどのくらい出来るか。
最後に、地元民がどこまで優良店や老舗店、良心ある新店を支える消費者となれるか、というところが鍵になると思います。

 愛知支部長 先走り二等兵 (R05.05.09)

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