〜©日本ピンサロ研究会〜

研究メモ「マイナンバー制度による,波及効果に関する一考察」

by naoto氏


 皆さま、お世話になっております。naotoと申します。

 マイナンバー。
 そろそろ皆様のお手元にも届いていることかと存じます。遡ること10数年前、「国民総背番号制」なんて言い方だった頃には、世論の反対が凄まじく、時の政府が断念した記憶があるのですが、月日は流れ、名前を変えると、こうも易々とスタートする…。我が国ながら違和感をおぼえるのですが。
 さて、このマイナンバー。ちょっと違ったアプローチから考察してみました。そして導き出した結論は…。

 マイナンバーの導入で……………、離婚率と性病罹患率が増加する。

 「風が吹けば桶屋が儲かる」理論ですね。もちろん異論は認めます。
 私がどのような思考でこの結論にたどりついたか、ご説明をしたいと思います。

 マイナンバー制度は、単純に言えば以下の二つを管理したい制度です。
◆企業が誰にいくら払ったか
◆個人それぞれの所得はいくらなのか
 この二つを管理することで、企業の法人税、個人の所得税、社会保障加入のチェックを効率的にできるわけです。

 さて、日本の風俗嬢は、35万人前後、などと何かで読んだことがございます。その35万人の中で、以下の条件を満たす姫については、実は決断が必要になるのです。

1,両親または配偶者に風俗で働いていることを隠している。
2,両親または配偶者の被扶養家族になっている。つまり、風俗以外での年間給与所得が103万円未満である。
3,風俗での収入を加算すると、年間給与所得が103万を越えてしまう。

 どうでしょうか? 学生、または主婦という立場で姫を兼任されている場合、結構な人数が該当するのでは無いでしょうか? 店舗からの給与は手渡し、なんて場合、本来は確定申告が必要なのですが、バレてしまう可能性が増えるし面倒だから申告をしてない、という姫達も相当数、いるのではないでしょうか?
 今回のマイナンバー制度が始まると、個人個人の年間給与所得が効率的に把握されてしまいます。この年間給与所得が103万を越えた場合、所得税の面から見れば、誰かの扶養家族には入ることができません。
 この所得税の扶養控除という制度、非常に簡単に言えば、以下のようになります。
 「給与所得のアナタ、奥さん(娘さん)を食わせてあげているのだね。ならば、その分の所得税をまけてあげるよ!」
 そうなのです。103万円の上か下かは、その給与をもらっている本人にはあまり関係なく、扶養を“している”人の所得税に影響するのです。
そして、もしかすると年末調整の時期あたりに、恐ろしい通知がやってくるかもしれません。
 「アナタ、奥さん(娘さん)を食わしてあげている、って言っていたけど、マイナンバーで調べたらその人、103万円以上の収入あるじゃ〜ん。だから、まけてあげた所得税、返してね」

 皆様が“アナタ”の立場だったらどうしますか? おそらく、奥さん(娘さん)に確認をするのではないでしょうか? 問い詰めたりしますか? 103万円以上の収入って、何やっているの? そのお金、どう使っているの? その結果、奥さん(娘さん)の秘密のアルバイトが発覚する可能性が…!
 娘さんの場合は、勘当?自宅軟禁?小官には娘がいないので想像がつきません。奥さんの場合は、離婚という選択肢を取る家庭がそれなりにあるのではないでしょうか。

 これが、マイナンバーの導入による離婚率が増加、という考察です。

 ところで、上で記載したような文章は、メディアなどでも見かけるようになりました。よって当然ながら、現在、風俗嬢という仕事をしている姫達も、把握し始めた可能性があります。
 ではその姫達はどういう決断をするのでしょう?家庭にバレるわけにはいかない。でも、ある程度以上の収入は必要…。
 その場合、個人営業に踏み出すのでしょうか?
 個人営業については、当会の趣旨に反しますので、詳しくは書きません。ただ、小官が先に申し上げた、“性病罹患率が増加する”の理由を推察いただければ幸いです。

 さて長々と書かせていただきましたが、実は我々、風俗愛好家にとって最もダメージになるのは、風俗嬢が減っていくことでことです。マイナンバー導入にともない、この業界から足を洗う姫も、相当数いるように思います。ある日、サイトを眺めていたらオキニの名前が消えていた…。あの悲しみが、繰り返されるかもしれません。
 もちろん、過去においてもこのような制度がはじまると、違法合法を問わず、制度の穴が見つかります。よって平成28年、上記のようなことがいきなり大発生するとは思っていません。すでに日本で25年の歴史を持つ消費税ですら、未だに脱法的に消費税課税を逃れる方法を取る企業があったりします。
 ただし、このマイナンバーという制度を骨抜きにはしたくない税務署や日本年金機構では、この制度に対応をしない企業に対して、積極的に監査をしてくるように思います。数年の間に、大きな穴のほとんどは塞がれるではないでしょうか。

 マイナンバーと風俗業界の未来。今まで記載したことは話半分の戯れ言かもしれませんが、大きな転機になる可能性は高いです。我々はしっかりと優良店舗と優良姫を見極めながら業界の発展を祈念し、微力ながらその店舗、その姫に貢献していくしかありません。

 長文をお読みいただきありがとうございました。

 東京西支部長 naoto (H27.12.23)

トップページへ

〜©日本ピンサロ研究会〜