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調査報告「出張ホスト体験記」

by かい氏


 みなさんこんにちは、信州のかいです。
 今回はとある地方都市で体験したお話です。それは『出張ホスト』です。

 もう10年以上前になるでしょうか、私はある地方都市のあるデリヘルを良く利用していておりました。利用を重ねるうちにその店の中年男性オーナーと懇意になり、よく新人嬢の講習(通常利用金額より若干安めで)をしていたものです。
 ある時オーナーが軽い気持ちで「出張ホストを始めてみようかな」と言い、とりあえずのキャストとして私が選ばれました。私も興味深々でした。オーナーによって街の公園で写真撮影をされ、スペックなどかなり適当でそのお店の「在籍表」に嬢と一緒に載せられました。もちろん顔はモザイクをかけ、但し書きとして「男性へのお相手は不可」と。利用金額は嬢と同じでした。

 掲載から二か月程、それまで私の「出勤」は全くありませんでした。当然です。地方都市とはいえ東京や大阪などと違い、お金を払ってまで男を買うような女性はおりません。そのようなある程度裕福な女性はそれなりの地位におりますから身元がばれるかもしれない、誰かに見られるかもしれないそんな遊びはしませんし、若い女性は逆にお金を貰いたいぐらいでしょう。当時この地域には「ホストクラブ」すらないのですから、いきなりデリヘルで男を買うなどあるはずもありません。私もそのこらへんは把握しておりましたので、実際に働くことはないのだろうと思っておりました。

 久しぶりにオーナーと話した時、出張ホストはダメでしょ?と聞くと、驚いたことにオーナーは、「ちょこちょこ問い合わせは来ているけど、実際に利用するまでいかない」とのことでした。実際、店にはメールで利用方法やサービス内容についての問い合わせがいくつも来ていたそうです。店のシステムが基本的にホテルや自宅への配達でしたので、女性が一人で先にホテルに入ることも中々恥ずかしいようで、待ち合わせにしても周囲の目が気になるらしく、利用したい人がいるんだがどうもその勇気がないのでは、とのことでした。

 それから間もなくしてオーナーから連絡があり、どうしても私を呼びたいという女性がいると言われました。何度も店に問い合わせしていたらしく、私の都合に合わせてくれるということで、日曜日の午後ならと指定し連絡待ちとなりました。二週間後オーナーから再度連絡があり、女性の指名で私の初出勤を迎えることとなりました。

 私にとって『初めてのお客様』は40代の方でした。外見からすぐ見てわかるぐらいふくよかな方です。先に料金を頂きタイマーをセットします。それからお風呂にお湯を溜めに行き、タオル・歯ブラシなどセットします。女性は緊張しているのと照れがあるのでしょう、中々会話が弾みません。
 私はとりあえず軽くマッサージをしますねと、肩に手をあてスキンシップを始めます。そんなことをしている間に30分が過ぎてしまいそうな時間でしたので、女性をお風呂に誘います。服を脱ぐのを手伝い、下着を取ってあげます。そして私も脱ぎ女性の手を取り浴室へ。
 まずは女性の身体を洗います。普段自分がやってもらって気持ち良いと思っている素手での洗浄です。女性は照れながらも、もう何年も人に身体を洗ってもらったことがないと喜んでいました。
 一通り洗い終わり浴槽へ。そして女性の身体を触りながらKをし、敏感な部分にタッチします。もうこの時点で女性は恍惚の表情です。

 のぼせそうとのことで、女性の身体をタオルで拭き、ベッドに誘導します。女性へのベッドサービスの開始です。女性は顔をタオルで隠しながら私の言うとおりに寝ます。しかしこの明らかにふくよかな女性を前にして私自身はすっかり通常状態になっております。全く私のタイプではないのです。女性の全裸を目の前にしてそんな状態を見せられません。私は厚手のタオルを腰に巻きごまかします。ですがお仕事ですから女性へKから始まり一通り全身リップをします。そこから乳首を攻めつつ手での女性の姫を攻めます。この繰り返しを30分程続け何度か嬢に逝ってもらいました。そこでタイマーが鳴り女性の手を取り浴室へ。全身をゆっくり洗い流し部屋に戻ります。

 結局女性は私自身には一度も手に触ることがありませんでした。もしかしたら不満なのかもしれない、もしかしたら最後までを期待していたかもしれないと思っていましたが、女性ってやっぱり男性と違うんですね、女性はかなり満足した様子で何か吹っ切れたかのような笑顔でした。また会いたいとの申し出がありましたが、個人的にはさすがに無理ですので営業的に「またお店に電話してくださいね」と告げお別れしました。

 ホテル退室後オーナーから給料を頂きました。数日後オーナーから感想を聞かれましたが、私にはお客様になる全ての女性に区別無く接するのはかなり難しいだろうなと、きっと好みの女性には過剰なサービスをしてしまうのかもと思い、今後のお仕事は辞退することにしました。お金を頂いている以上、どんなお客様にも満足して貰いたいと感じましたが、無理です・・・だって私『面食い』なんです・・・。改めて女性って凄いなと思いました。どんな人なのかもわからない相手とホテルの一室で仕事をこなすんですから。

 その後数ヶ月間はダミーとして私の写真がお店のHPに載っていたようです。さらに数名からの利用の申し込みがあったようです。別の男性客をもう一人のキャストとして採用したみたいですが、その男性はかなり年配の方でしたので、その方への問い合わせは皆無だったそうです。その後オーナーが家庭の都合で店をたたみ関西方面に引っ越されたようで、以後連絡を一切とっておりません。

 古い情報で恐縮ですが、特異な事例でしたので御報告まで。

 甲信越支部 長野事務所 主任調査員 かい (H23.05.30)

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