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風俗事件簿「都防止条例初の逮捕は無店舗型だった」


日本ピンサロ研究会

 東京・池袋で客引きの男3人が,レンタルルーム内で客から不当に高い料金を取り立てたとして,ぼったくり防止条例違反容疑で逮捕された。実際のぼったくり行為での逮捕は,同条例施行後初。このルーム,ぼったくりの場所として有名で,付近には同ルームを使用しぼったくりをする,珍しい無店舗型浮遊客引きグループ≠ェいたという。男らもこのグループ関係者と見られるが,同ルームはグループやぼったくりとの関係を否定した。

 12月17日までに警視庁が逮捕したのは,東京都豊島区の自称風俗店従業員K.K容疑者(52)ら3人。調べによると,K容疑者らは13日夕,池袋北口の路上で公務員男性(30)に「若い子がいる。15,000円でいいよ」などと性的サービスをちらつかせて勧誘。近くのレンタルルーム「C」に案内した後「15,000円は店に入るための金だ。サービスを受けるためにはあと3万円払え」「女の子の紹介料で1万円も出せ」などと乱暴な言葉で要求し,計4万円を不当に取り立てた疑いがもたれている。実際のぼったくり行為での逮捕は今回が初めてだった。
 K容疑者らは店を持たない無店舗型の「浮遊ぼったくりグループ」だったと見られる。活動エリアは,近くにソープランドなど風俗店が並ぶ場所。人気風俗店の近くで,自分たちが人気店と姉妹店であるかのように思わせて客を勧誘。巧みに連れ込んでいたという。多い日で1日に約30人の客引きをしていたといい,同じレンタルルームを常習的に利用していた可能性も高い。
 実際,付近の風俗関係者らの間ではCがぼったくりの場所として使用されていることは有名だった。風俗関係者は「この辺には10〜20人くらいのぼったくり客引きがおり,3グループ程度に別れて行動しています。夕方ごろから増えだし路上をうろうろし男性を観察。ソープの入り口付近などで『うちのほうが安いですよ』と男性を勧誘し,Cに連れて行く。その後女性が来て金を請求するようです。」と証言。
 レンタルルームとはアベックらが休息などに使用する施設で,ベットやシャワーなどがある。ラブホテルより安価なのが特徴で,Cは2時間2,500円程度。池袋北口の雑居ビル2階にあり約10部屋。看板は小さい。「あれでは普通の歩行者は気付かない。料金表もないし,客引きグループがいつも使っているから経営が成り立っているんじゃないですか。グループは中年が多く,近くに女性を待機させる部屋は持っているが,自分たちの事務所はないようです。女性は街でスカウトするようです」(同関係者)
 警視庁ではC側もぼったくり事情を知っていた可能性があると見ているがCを直撃すると,店員が「(ぼったくり事件やグループと)うちは全然関係ない」と否定した。現在も,周辺には客引きグループとみられる中年男性が数人いた。そのうちの1人は「本当のぼったくりは薬使って暴行したりするのを言うの。プラス1万円とかなんて,ぼったくりと言わないよ」などと主張していた。

【広部玄】
(H12/12/23付,日刊スポーツから引用)

 


管理者から一言・・・・
風俗事件簿「不当取り立て容疑で逮捕」と同じ事案の記事ですが,こちらの方がより突っ込んだ内容になっています。しかし彼らはやはり法律を全く理解していないのですね。薬使ったり,暴行したりはもう「ぼったくり条例」の対象外,それは「(昏睡)強盗」であり「暴行」であり,要は刑法犯ですよ。だいたい条例で何が制限されているのかもさっぱり理解していないようです。詳しく書くと連中の利益になるので控えますが,何で逮捕されたか本質を全く理解していないようですね。やっぱり法律を知らなかったようです。