〜©日本ピンサロ研究会〜

ピンサロの名刺に見る手書きメッセージの分析とその効用

by JT氏


1.以下に記す文面は、オキニが書いてくれたメッセージです。営業メッセージとして非常に優れており、ユーザーを捉えて離しませんし私も、その一人です。そこでこの文を分析する事 によって、その効用を考えてみたいと思います。

 Message
 あけおめ、あけおめ。毎日Hばっかりしてる○○なのに、こうやって会いにきてくれて、 すごくうれしいの。○○のことあきちゃわないでね。そして、今年もひとつよろしくだよ。いっぱい仲良し でいてね。○○、がんばるから。○○あした、やっと免許の卒業検定なの。ドキドキ、応援してね。
 また遊んでね。○○も、おにいちゃんに、だっこしてもらって、くっつくのが大スキです。またね。

                                        

バイチュ

2.分析  おおまかに、五つの文節に分けることができます。
 1)「あけおめ、あけおめ。」
 <挨拶及びつかみ>
 略語を反復する事によって、親密であることを強調している。

 2)「毎日Hばっかりしてる○○なのに、こうやって会いにきてくれて、すごくうれしいの。」
 <指名に対する、お礼>
 前半で自分が風俗嬢であると卑下することによって、後半の「会いに来てくれて・・・・」を強調している。

 3)「○○のことあきちゃわないでね。そして、今年もひとつよろしくだよ。いっぱい仲良し でいてね。○○、がんばるから。」
 <今後に対する意思表明>
 最初に、マイナス要素を切り出して、顧客に対して同情を訴え、「がんばる」につなげている。

 4)「〇〇あした、やっと免許の卒業検定なの。ドキドキ、応援してね。」
 <近況報告>
 簡単に、プライベートの事を報告する事によって、特別な顧客であるという事を表している。

 5)「また遊んでね。○○も、おにいちゃんに、だっこしてもらって、くっつくのが大スキです。またね。バイチュ」
 <営業のダメ押し>
 自分も、楽しかったという事を表現する事によって、一体感を表すと同時に次回に対する期待感を表し、ユーザーの次回指名を確実の物にしている。

 一連の流れとして、1)挨拶→2)お礼→3)今後に対する意思表明→4)近況報告→5)営業ダメ押し
 となります。大体のメッセージは、3)と5)が抜けており、ほとんどは、「また来てね」で終わっていると思います。

 特筆すべき点
 2)<お礼>のところで「うれしい」という言葉を使っている点で、通常「ありがとう」と書くところであると思います。
 違いは、thank youとhappyの違いであり、「うれしい」という言葉を使う事でより親密感を強調しています。

 3)<意思表明>のところで「仲良し」という言葉を使っていますが、通常、友達の関係を表す言葉です。
 それを、あえて使う事によって強い絆を強調しています。

3.総括
 全体的に、親近感を主張する事により、特別なお客さんである事を強調し指名獲得につなげている文章です。
 当然、ピンサロ嬢と、客の関係である以上の物は無いのですが、決してユーザーとしては、悪い気持ちはしないはずです。いや、それ以上に積極的に指名、応援をするでしょう。もちろんそれに見あう、サービス態度であるし、また、素晴らしいテクニックを駆使してサービスをしてくれます。更に特殊技術の開発にも積極的で、すでに狭い空間の中でのパイズリを完成させており、一連のサービスに取りこまれています。このように、あくまでも名刺の効用は、二次的な物ですがピンサロフリークの私としては、このメッセージに真のピンサロ嬢を見る思いがします。

 最近ビジュアル偏重主義のピンサロがもてはやされていますが、ピンサロを文化としてとらえている私達が見掛けだけが、ピンサロの生き残れる道では無いという事を主張する事が重要であると思われます。
 そして、なによりも 営業努力をするピンサロ嬢を応援しようではありませんか。またそれが、ピンサロのレベルアップにつながると信じて疑いません。
                                          了
 

 東京西支部 八王子事務所長 JT