〜©日本ピンサロ研究会〜

オランダ/アムステルダム「Red-Light District」見聞録

by HY氏


 仕事で、ヨーロッパ数国を10日間で廻る事になった。初日オランダに入り周辺各国を廻る予定だった。で、西ヨーロッパでも有数の売春街を擁するアムステルダムに幸運にも初日に宿泊する事が出来た。何はさておき探検である。

 今の時期あの辺りは夜10時くらいでも日本の3時くらいの日の高さである。夜の散策とは言え非常に奇妙な感じがする。昼間から酒を飲んで、繁華街を歩いている感覚だ。
 ガイドブックを見ているとカモられると聞いていたので、場所を暗記していたつもりだが、やっぱり迷った。散々歩いた挙げ句に、運河の向こうに目指す。「飾り窓」を発見した。「飾り窓」=「赤線」と思って頂いて良いだろう。売春婦の組合すらある一大区域である。

 2m程の赤い窓枠にガラスを嵌め込んだドアの向こうに金髪のおねーちゃん達が沢山、下着姿で並んでいる。すぐにでも運河の向こうに渡ろうと運河沿いに歩みを進めていると、何やら喧嘩をしている。すぐにパトロールしていたパトカーが訪れて喧嘩している連中も一斉に逃げ出した。あんまり近くで日本人がうろついてトラブルに巻き込まれてもつらないので、一旦現場を離れる事にした。

 観光地であっても店が閉まるのが非常に早いらしく、どこも開いてないが、一応ぶらついてみて、ポルノショップやCoffee Shopの多さに気が附く。ポルノショップには日本人には信じられないような、大きさの張形を陳列してあり、これを入れるヨーロッパ娘達を想像すると、一気に萎えてしまった。しかし、写真、サンプルビデオはまさに本当のノーカットだった。表紙を見るだけで、十分堪能できる事請け合いである。
 また、Coffee Shopだがこちらは要はクスリを扱っているお店である。どうやらコーヒーも飲めるらしいが、日本人の私に、なぜか優しく話し掛けてきた。判らない振りをして店を出たが相当日本人なれしている様であった。勿論、それ系には手を出していない。

 そんなこんなで例のおねーちゃん達がガラス張りの大きなドアの向こうで待っている通りに行かなければならない。先ほど書いた通り、パトカーがぐるぐる廻って巡回しているのでそれほど危険ではない様だが、十分気をつけて散策した。
 大まかに、ヨーロッパ白系、ヨーロッパラテン系、南米系、アフリカ系、アジア系とブロック毎に分かれているようだ。あと、SM専門ブロックとかデブ専門ブロックが在るらしいが幸運にも見ないで済んだ。

 ヨーロッパ系を色々廻っていると皆さん笑顔で誘ってくれる。やはり日本人観光客の多さからか、「おにーさん。遊ぼ」とか言う手合いが結構居る。下着姿で、出る所が出ているおねーさん達に目移りしてしまい、入るきっかけを失ってしまった。
 それに、さっきから気になっていた角ごとにいる目つきの悪いお兄さん達がこちらを見ているので、恐くなって情けない話だが帰る事にした。やっぱり片言の英語と初めての歓楽街はちょっと敷居が高かったです。

今回は値段の相場も聞けなかったですが、次回はぜひ突入してみたいです。