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研究ノート「女性用性風俗についての一考察」

by 袋小路炉賛人氏


 日ピン研をごらんの皆様、いかがお過ごしでしょうか。研究部の袋小路炉賛人(ふくろこうじろさんじん)と申します。私のハンネが示します通り、私も炉利風俗娘をこよなく愛する者です。
 と言いましても、今回の研究ノートは残念ながらロリに関する事ではありません。『宇宙中のロリコン同志の皆様、まことにすみません』と、最初にお詫びしておきます。

【はじめに】
 この研究ノートは、私が長年におきまして疑問に思っていました事に関して、調査を行いました結果についてまとめたものです。
 世の中、とりわけ日本におきましては、なぜ性風俗は男性用しか存在していないのでしょうか。または女性用があったとしましても、男性用に比べてどうしてひどく少ないのでしょうか。しかも、男性用風俗の種類は多岐に渡ります。女性だって性欲は有る筈です。女性用の性風俗がもっとあってもいいのではないでしょうか。
 そんな疑問をもちまして、調べてみたくなりました。しかし、いくら自分1人で考えてみましても、男性である私には男性の目線でしか考えることができません。書籍を繙き、または実際に多数の女性から聞き取り調査を行うことで、やっとわかる事もたくさんあると思い、本調査を敢行してみる事にしました。
 聞き取り調査の結果につきましては、第3章におきまして詳しく解説をさせて頂きます。

【第1章】生物学的見地からの考察
 男性用性的風俗は大昔から存在していて、人類最古の職業とも言われています。なぜそのような昔から、現在に至るまで残存しているのでしょうか。
 文献によりますと、『男性=雄(以後は雄という)は、できるだけ多くの女性=雌(以後は雄という)に、自分の精子をバラ撒いて、自分の子孫が後生に残る確率を高めたい、といった欲求が遺伝子の中に組み込まれているから』という説が、現在判明している雄の生殖本能を最も的確に言い現しているとものと思われます。
 早い話、下手な鉄砲数撃ちゃ当たる、という単純な確率論という訳ですね。ですから我々雄は、精子が体内に溜まって来ますと、誰彼構わずに放出したくなる、といった欲求に襲われるのでしょう。
 古来から『性的サービスが商売として存在していた』という事は、雄のそういった欲求を満たす需要があったという訳ですね。ですから、性風俗は無くならずに今までずっと残ってきたのでしょう。

 それでは、雌についてはどうなのでしょう。雌が生殖のために多数の雄と後尾することは、自然界におきましては極めて稀なことです。その理由は単純明解。一部の魚類や鳥類を除いて、子を産み、育てるのは雌に依存することが多いからだと考えられているからです。雌は、一度胎内に子(卵)を宿しますと、出産(産卵)までは雄と生殖活動は行わないのが自然なのです。
 また、雌の遺伝子の中にだけあるとされる、母性=子を愛しみ守りたいといった感性が、そうさせているのだとも言えます。
 しかし、雌も当然生き物である以上、自分の子孫をより多く残したい、といった欲求は湧いて来ないのでしょうか。疑問に思いましたので、図書館に行って調べて来ました。
 文献によりますと、雄は自身の体内で子(卵)を育むことができない。精子を雌の胎内に送り込むだけである。その雄に反して、雌は自身の胎内で子(卵)を育む。複数の雌に精子を送り込んで、あとは知らん顔をすることもできる雄に対して、雌は出産(産卵)をしなくてはならない。ここが雄と雌との最大の相違点である。したがって、雄と雌とは性的な欲求に関して、そもそもこの点が根本になって、大きく異なっていると考えられる。
 この文献を読んでいまして、私は"なるほどな"と思いました。恐らく女性(雌)にも、性的欲求はあるのだと思います。しかし、その欲求の種類は我々男性(雄)とは、少し違うものなのかもしれませんね。

【第2章】性風俗産業からの考察
 現代におきましては、男女機会均等法の施行等もあり、男性に全く依存しなくても自立した生活が可能な女性が増えてきています。恐らく多くの女性が女性用風俗店を望んでいるものと思われます。
 女性受けしそうな男性にたっぷり奉仕してもらって、自分が望めば最後までしてくれる。気分が乗らなかったり、好みではなかったりしたときに、途中で止めてくれるようなサービスが、なぜ皆無に近いのか。
 女性受けしそうな男性は、そもそも女性用風俗で働こうとは思いません。働くとすれば、その目的の多くはお金です。
 男性用ソープで働く女性の場合、そういう気分でなかったりした場合でも、ジェル等を使用すれば、最後まですることはできます。
 男性の場合、最後までしようとすると勃起をする必要があります。女性受けしそうな男性で、すべての女性と最後までできる男性はほとんどいなくて、バイアグラ等のクスリを使用する必要があります。
 バイアグラ等は、勃起を促進させる作用はありますが、勃起誘発剤ではありません。なので、バイアグラ等を使用しても、勃起をしないこともあります。
 また、普通の男性がバイアグラ等を使用し続けると、勃起不全になってしまいます。このため、毎日のようにバイアグラ等を服用するのであれば、3か月から長くとも半年位しか働けません。
 男性用風俗で働く女性の場合、1年以上続けられる方もいると思いますが、男性の場合、期間が限られてしまうので、その短期間で稼ぎきらなければなりません。女性の場合、月50〜100万円位でも、長く続けられますが、女性受けしそうな男性が女性用風俗(ソープ型)で働いてもいいと思える金額は、おおよそ3カ月〜半年で500万〜1千万円位だと思います。
 1日2人の女性を相手にして、月20日、報酬の割合は50%とすると、1回の女性が払う金額は、10万円位になってしまいます。10万円だと客層が限られてしまうのと、女性受けしそうな男性を短期間で入れ替えてとなると男性が探せないということにもなってしまいますので、まず、ソープ型は成り立ちません。
 女性用ソープが存在しないとなると、そういうサービスを求めている女性がデリヘル型にその需要を求めることになります。
 デリヘル型の場合、その利用金額でも、どういうサービスか把握できます。5万円以上のところは、おそらく最後まですることを想定しての金額設定かと思います。
※中イキを謳っているところもありますが、指だけで中イキまで持っていくのは、開発が進んでいる女性等に限られますので、中イキを謳うことは、最後まですることを暗にほのめかす表現になると思います。

 女性受けしそうな男性がやっていて、5万円未満のところは、まず最後まですることをサービスには含めていません。特に女性に制限を付けていないお店は、最後まですることはないか、余程女性に飢えている男性のどちらかです。
 デリヘル型でも女性受けしそうな男性だけがやっている訳ではありませんので、最後までをサービスとしているところは、女性受けしそうな男性ではないことが想定できます。
 最後までをサービスとしていて、女性受けしそうな男性ではない場合、そのサービス内容は、ただHだけをするということも多いと思います。女性が喜ぶやり方を知らないということもありますし、男性も興奮しなければいけないので、その前戯や奉仕は、出会い系の男性と変わりありません。
※ただHをするだけかどうかは、その設定時間でも分かります。60分等短い時間の場合、奉仕はほとんどないものと思います。

 出会い系の男性の場合、リスクも高いので、それよりは安心かと思われて利用される方もいるかと思いますが、たぶん、そういうお店は人気もなく、客数が少ないからこそ、最後までできるということもあります。そういうお店の場合、モザイクありでも写真掲載をしていない場合も多く、途中で止めてもらうこともできず、盗撮やストーカー・付きまとい等の心配もあります。
 女性受けしそうな男性で女性に困らないような男性の場合、盗撮やストーカー・付きまとい等や強引にされることも心配はないでしょうが、余程のことがない限り、最後までできることはないと思います。その前戯や奉仕等は、一生懸命尽くしたものではあると思いますが、一つ警戒するのであれば、こういう男性の場合、お金目的でする場合が多いと思いますので、余計なお金は払わないということかと思います。
※「女性が望まないことはしない」ことはできても、「女性が望むことをする」ことはほぼないということになります。
 相手を選ばず、奉仕もいらず、最後までしてくれれば良いという女性は、多くの女性用風俗店でも満足できると思いますが、女性受けしそうな男性がしている女性用風俗店では、最後までできることを期待していると満足できないこともあるかと思います。
 女性と男性の性の認識の違いもあり、女性が喜ぶような、女性が求めているようなやり方を知っている男性は少なく、知っている男性の場合、稼ぐ金額も多くないとなると、女性用風俗店で働こうとは思いません。この点が女性用風俗店が成り立たない理由でもあり、残るのは、女性が望んでいるようなやり方ではない女性用風俗店のみとなってしまうのかと思います。
 出張エリアが男性用風俗に比べて広範囲になってしまうのも男性が稼げない理由の一つです。2時間のコースでも片道1時間往復2時間、準備に1時間とすると5時間で、例えば、ご利用金額2万円、報酬は50%とすると、おおよそ時給2000円位です。1日1〜2人の女性で月8日だと月8〜16万円位にしかなりません。この金額で女性用風俗店で働いてもいいという、女性が求めているようなやり方を知っている男性を探すのは、難しくなります。
 女性が払ってもいいと思える金額と男性が働いてもいいと思える金額に開きがあるというのもデリヘル型の難しいところです。
 最後まではできなくても女性が望むようなやり方のお店でお金目的ではないお店は、違う目的ややりがいを持って続けているお店だと思います。ただその数は圧倒的に少なく、女性が選び抜くのは本当に大変なのだろうと思います。
 少し触れられるだけで良いとか、恋人気分を味わいたい、寂しさを紛らわしたいという女性の需要も多いと思います。それを提供するお店というと、サービス内容が全く異なり、お金目的ではないお店だと思うのですが、違う目的ややりがいをどううまく調整するかということが難しいところだと思います。
http://sofre.info/pleasant/choice2
女性用風俗Sofr より抜粋

【第3章】聞き取り調査の結果
 この章では、実際に私の知り合いの女性50人に、女性用性風俗があったら行きたいか、等の聞き取り調査をしました結果について述べさせて戴きます。
 50人の女性は、公平を期すために独身女性25人、既婚女性25人と半々にしました。また、年齢的なデータの偏りを排除するために、独身・既婚それぞれのグループを10代5人、20代5人、30代5人、40代5人、50代5人づつと均等に致しました。
 また、今回対象の女性たちは、皆さん性風俗嬢ではありません。過去に風俗で働いた経験のある人もいません。独身女性たちは、すべて自ら仕事を持ち、組織の中でも、ある程度の職階を得ている方たちです。そして既婚女性たちは、旦那さんの収入で、じゅうぶん生活が出来ている方ばかりです。この部分におきましても、データの偏りを少なくするために、なるべく同じような境遇の女性に聞き取りを実施致しました。
 ちなみに、私の知り合い・友人には30代〜50代の女性が極めて少なかったために、全ての年齢層への聞き取りを終えるのに、半年以上の期間を費やしてしまいました。
 その理由の1つは、知り合って間もない女性に、いきなり『性風俗に行ってみたいか?』などと聞いても、相当変な人と思われてしまい、答えてくれなかったり、私から離れて行ってしまったりしたからです。言われなくても私はもともと充分変な人ですけれども、実際にこの聞き取り調査のせいで、音信不通となってしまった女性が多数居ました事も、一言付け加えておきます。
 読者の皆さまにおきましては、女性に面と向かって、無闇にそのような言動をされないよう、ご注意くださいませ。

〈アンケート1〉女性用性的風俗に行ってみたいか
〈表1〉
区分10代20代30代40代50代合計構成比
独身1/52/52/51/51/57/2528%
既婚0/51/52/52/53/58/2532%
合計1/103/104/103/104/1015/5030%
構成比10%30%40%30%40%30%***
※本来は、上記の表をグラフにして表示した方が、ビジュアル的にも解りやすいと思いましたが、サイトの特性上、縦計と横計の構成比を表示する事で、作業を簡略化させて戴きました。
〈考察1〉
@私の予想では、経済的に自立している独身女性の方が、圧倒的に『行ってみたい』という回答が多いと思っていましたが、その予想は大きく裏切られてしまいました。独身も既婚も、ほぼ同数であった事は意外でした。という事は、独身・既婚に関係なく、3割程度の女性が『風俗に行ってみたい』と思っているという事です。もしかしたら、我々男性にも同様の聞き取りをしたら、同じような結果が出るのかもしれませんね。男性においては、そのパーセンテージは飛躍的に上がるとは思いますが(笑)
A年代別(縦の列)で見てみますと、これは私の思っていた通りの結果でした。年齢が上がるのと見事に比例して、行ってみたいという回答が増えています。年齢を重ねるにつれて、異性から相手にされなくなって来るのは、男性も女性も同じですものね。その欲求を埋める風俗というはけ口は、男女問わず必要なのだと思います。
Bその反面、10代の女性は、その''若さ''だけでもじゅうぶんな武器を備えていると思われるため、やはり行ってみたいという回答は極少という結果になっていました。私が女性用風俗店を立ち上げても、teenの子は来ないという残念な結果に打ちのめされてしまいました。

〈アンケート2〉風俗に行きたい理由は
※このアンケートは、実際に行ってみたいと答えた15人の方に対して行いました。
@独身グループ(7人)
回答1:つきあっている人も居なく、それでも性欲を満たしたいから→3人
回答2:どのようなサービスが受けられるのか試してみたかいから→2人
回答3:独り寝の寂しさを紛らわしたいから→2人

@既婚グループ(8人)
回答1:旦那一人では満足できないから。旦那以外の人とのアバンチュールを楽しみたいから→4人
回答2:どのようなサービスが受けられるのか試してみたかいから→3人
回答3:旦那も風俗に行っているから→1人

〈考察2〉
@この部分に関しましては、大方私の予想通りでした。やはり、独身女性は寂しさと性的欲求を同時に満たしたいという、結果が出てきました。また、既婚女性に関しましても、旦那以外の男と遊びたいという欲求があることがわかりましたが、家庭を壊してまではしたくないという理由から、お金で手軽に解決できる風俗に目が行っていると思われます。
Aただ上記回答の中で、"試してみたい"という回答が多かった事も見逃せません。女性にも、性風俗でどのようなサービスが受けられるのか、そのような事をされて気持ち良くなれるのか等の好奇心がある、という事は大きな収穫であったと考えます。

〈アンケート3〉実際に性風俗に行った事があるか
〈表2〉

区分10代20代30代40代50代合計構成比
独身0/50/51/51/50/52/258%
既婚0/51/51/51/51/54/2516%
合計0/101/102/102/101/106/5012%
構成比0%10%20%20%10%12%***
〈考察3〉
@この結果には正直驚きました。結構な人数(50人)に聞きましたが、私の予想では、もし居ても1人か2人くらいだろうと思っていました。ところがフタを開けてびっくりの6人。何と一割強の女性が行っていました。
Aまた、居ても独身女性だろうと思っていましたが、実際は既婚女性が独身の倍の人数でした。この結果も、私の期待を見事に裏切ってくれました。もしかしたら、皆さまの奥様方も内緒で行っているかもしれません。じゅうぶんお気をつけ下さいませ。

〈アンケート4〉どういった種類の風俗に行ったのか
このアンケートは、実際に行った事のある6人の方に対して行いました。
@独身グループ(2人)
回答1:女性用性感エステ(箱ヘルのようなもの)→1人
回答2:エスコートクラブ(デリのようなもの)→1人

@既婚グループ(4人)
回答1:女性用性感エステ(箱ヘルのようなもの)→2人
回答2:エスコートクラブ(デリのようなもの)→2人
〈考察4〉
@性感エステを考察するにしましても、私はそもそも女性用性感エステというものの存在を知りませんでした。行った事がある女性がいましたが、その詳細は何故か教えてくれませんでした。たとえ場所を教えて貰ったとしましても、男である私は、実際に行って現地調査をする事もできません。この部分につきましては、私の親しくしている女性を客として店に送り込み、どのようなシステムになっているのかを体験させて、それを検証しなければなりません。実現できましたら継続レポを書かせていただきます。
Aエスコートクラブは、だいぶ以前から存在しているようです。この件に関しましては、上記の回答者の中に詳細を教えてくれました方がいらっしゃいましたので、この場をお借りして記しておきます。聞くところに依りますと、どうやら待ち合わせ型とホテル等への派遣型があるようです。既婚者の方の1人は、何と旦那が外に働きに出ている時に、自宅に呼んだという強者もいました。待ち合わせ型の方は、外で会って、食事やお茶をした後にホテルへ行くというパターンが多いようです。派遣型の方は、我々がデリを呼ぶのと全く同じスタイルで、ホテル等に直接来て、すぐにプレイに及ぶようです。どちらも、最後は圧倒的に○×までいくことが多いという事でした。
Bエスコートクラブの費用的な事も聞いてみました。利用者の女性たちは皆、口を揃えるように、『ホストクラブで何十万、何百万使ってもホテルに同行できる保証はない。それだったら、多少ルックスは落ちても、若い男の子と5〜7万で最後まで出来るエスコートの方が断然利用しやすい』との事でした。その点におきましては、キャバ嬢等に多額のお金をつぎ込むよりも、デリ・ソープ・ピンサロで手軽に遊んだ方がいい、という我々男性と同じだと思いました。
Cまた、これも女性の皆さんが異口同音に言っていたことですが、かなり大きな街に行かないとそういった遊びが出来ない。男性用はそういったお店が地方都市のどこにでもある。時には一ヶ所に固まってある。また、女性一人でラブホに入るのも気が引ける。だからシティーホテルやビジネスホテルになってしまう。そういったホテルは、住所や名前を書かなくてはいけないので、どうしても利用しづらい。これを聞いていますと、どうやら現在の世の中の性風俗は、完全に男性向けになっていると私も思いました。こういった部分も女性用風俗が発展しない一因になっている気がします。

【あとがき】
 今回の調査で思いました事は、掘り起こせば女性用風俗もじゅうぶん発展する可能性があると感じました。もちろん男性用のそれと比べて、大きなマーケットがあるとは言い切れませんが、それなりの需要はありますし、やり方をきちんと女性目線の部分に向けてあげれば、少なくとも現在よりも多くのお店が成り立っていけるのではないかと思いました。

 私のつまらない研究調査を長々と書きましたが、駄文をお読み下さいまして有り難うございました。

 研究部 風俗応用化学研究室長 袋小路炉賛人 (H27.03.17)

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