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調査報告「掛け持ち嬢体験記」

by けった氏


 こんにちは。けったと申します。
 今回は、稀ではないかもしれないけど少し珍しい体験について研究ノートにまとめてみます。

1.はじめに
 風俗嬢が、お店を掛け持ちしていることはときどき見受けられます。ここでいう「掛け持ち」とは、ミラー店や同一グループ内での重複在籍ではなく、全くの別店舗に同時に在籍していることです。
 もし、一度でも遊んだことのある嬢が別のお店に在籍していることがわかったとき、皆さまはどう考えるでしょうか?もちろん、状況によりけりであると思います。何度も遊んで馴染みになっている場合もあれば、顔を覚えてもらっていないくらいしか遊んでいない場合。私は後者の場合(1回だけ入った)で、その嬢が掛け持ちしている別店舗に行ってみる、という体験をしました。
 この種のネタは、体験レポートにも研究ノートにも見当たらなかったため、この体験から思ったことをまとめてみたいと思った次第です。
 ちなみにその嬢は両店舗から既に退店しています(業界から上がっているかどうかは不明)。

2.ことの始まり
 時期は2012年の夏だったと思います。私はA店に気になっていた嬢がいたのですが、休みの予定が合わなかったり、予約合戦に負けたりしてなかなか入ることができませんでした。つまり、それなりに思い入れのある嬢だったわけです。しばらくして、ようやく予約を入れることができ、遊ぶことができました。プレイもトークも本当に楽しかったことを覚えています。ところが、また会いたいと思いながらもやはり都合が合わず、再会することができずに数ヶ月過ぎました。

3.展開
 あるとき、風俗店サイトを適当に流し見していると、B店で手が止まりました。そこにはあのときの嬢に似ているパネルが掲載されていました。すかさずブラウザの別タブでA店に掲載されている嬢のプロフィールを開きました。両方のタブを行ったりきたりしながら見ていると、身長、スリーサイズがほぼ同じ、顔はボカシが入っていますが顔の輪郭や体型もそっくりなことに気付きました。これは本当に同一人物ではないか?と強く思いました。A店とB店は業種もエリアも違いますし、グループ関係にもなっていません。これは確かめたい、と思い、時間をやりくりして会いに行ってみることを決意しました。

4.再会?
 B店ではあっさりと予約を入れることができました。しかし、予約した後、もし彼女が本人で、私を覚えていたらどうなるだろうという不安に襲われました。
 当日、私はB店に不安半分、ドキドキ感半分で訪れました。ご対面。はい。彼女本人でした。
 しかし、彼女はA店のときと同じように、一点の曇りもない笑顔で私を迎えてくれました。そうです。当然でしょうが彼女は私を覚えてくれてはいなかったのです。数多い一見客の顔を覚えることはそうそうないと思います。もし仮に、あのご対面、その後のプレイやトークが演技だとしたら、彼女は大女優になれるでしょう。
 ともかく、私は彼女と再会?を果たしたわけです。会えたという喜びの反面、罪悪感でいっぱいになりながら。

5.体験を通して思ったこと
 まず思うのは、もし彼女が私を覚えてくれていたらどうなっただろう、ということです。嬢には嬢の掛け持ちをする事情があるでしょう。そんな中、ひょこひょこと別店舗まで追いかけてくる客、ストーカーと思われても仕方がありません。出禁にされる可能性も高いです。そこまでいかずに済んだとしても、なにか好からぬことを考えている客と思われるのは間違いありません。今回、彼女には本当に悪いことをしたと思いました。一方で、自己中心的ですが、私自信は覚えられていなくて心底ほっとしました。
 一方の店で馴染みになっている場合はどうでしょうか?嬢から申告されていて、あっちにも来てね〜、なんて言われていれば別でしょうが、やはり同じように思われるのではないでしょうか?馴染みだからと笑って許してくれる心の広い嬢もいるかもしれませんが、それを期待してはダメだと思います。

 結局、それから彼女に会いに行くことはありませんでした。と、いうより会いにいけませんでした。このことがきっかけで、私はしばらく風俗から足が遠のきました。

 掛け持ちなど珍しいことではないでしょう。また、掛け持ちに限らず、誰にもいろいろな事情があると思います。もちろん、客である我々にも。そのことを踏まえて、楽しく遊べたらいいですね、というお話でした。

 以上、乱文長文失礼いたしました。

 (H25.09.01)

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