by アローゼン氏
会員および読者の皆さま、アローゼンです。
私は東京西地区の人間ですが、地元の風俗店を見向きもせずに大阪に行くことが多くなっています。実は、大阪の風俗店に頻繁に足を運ぶようになったのはこの1年ほどで、まだ初心者レベルです。大阪風俗にまだ足を運んだことのない方や、私のような初心者レベルの方に大阪の風俗を知っていただくきっかけになればと思い、今回「研究ノート」という形で書かせていただきます。
1.大阪風俗の歴史について
大阪の風俗店の現在の主流はホテヘルとデリヘルで、ピンサロや箱ヘルは少数派、ソープランドにいたっては全く存在しません。大都市を抱える都道府県としてはかなり特殊な風俗営業と言えます。これには歴史的な経緯があります。
昭和45年に大阪万博が開催される際、ト○コ風呂(当時)を中心とした箱型風俗店に対する厳しい取り締まりが行われ、大阪府内にあるト○コ風呂の多くが廃業や撤退をしたと言われています。同じような取り締まりは京都でも行われ、京都府内からもト○コ風呂が締め出されました。
大阪や京都から締め出された業者は、近場の福原や当時風俗営業に関する規制がかかっていなかった雄琴に出店したそうです。ちなみに大阪に残った数少ないソープランドは、その後も行われた取り締まりの影響か、平成2年頃までに全て廃業しています。
箱型風俗店に対する一連の厳しい規制を潜り抜けるために考え出されたのが「マンヘル」と呼ばれる営業形態でした。「マンヘル」の正式名称は「マンションヘルス」と言い、マンションの1室を受付店舗にして、同じマンションの別の部屋をプレイルームとする風俗店です。当時、マンヘルが多く存在したのは大国町や黒門市場です。現在でもかなりの数のホテヘルがマンションの1室を受付店舗にしていますが、これはマンヘル時代の名残です。
しかし、マンヘルも厳しい取り締まりに遭うようになります。同じマンション内にプレイルームを設けるため、事実上の箱ヘルと見なされたようです。また、風俗営業の許可を受けていない地域のマンションがマンヘルに使われていたことも、取締りを受ける要因となりました。
マンヘルが衰退する中で考え出されたのが「ホテヘル」です。現在では様々な地域にあるホテヘルですが、発祥は大阪と言われています。「ホテヘル」の正式名称は「ホテルヘルス」と言い、雑居ビルやマンションにある受付店舗で受付をし、同じビルやマンションにある待機室にいる嬢と待ち合わせ、近隣のラブホテルでプレイをするという営業形態です。
ホテヘルの受付店舗が多く存在するのはラブホテルが密集している場所で、代表的なのは日本橋や兎我野町です。
注意しなければならないのは、ほとんどの店舗に看板や表示がないことです。あらかじめHPなどで受付店舗のある場所を把握しておかないと目当ての店にたどり着けなくなる恐れがあります。
ホテヘルは現在の大阪風俗の主流ですが、新規の出店は難しいと言われています。新店舗は次々と開業していますが、これは従前からある営業届出事項の変更だけなので、ホテヘルも近いうちに衰退する可能性があります。
ということで、デリヘルがこれから大阪風俗の主流になると思われます。事実、ホテヘル店舗の多くがデリヘルも営業しています。
また、「待ち合わせ型」と呼ばれるデリヘルが増加しています。店舗に電話をし、受付を経ずに直接嬢と待ち合わせるという営業形態です。代表的な待ち合わせ場所として、日本橋では文楽劇場前、梅田では泉の広場が挙げられます。
2.大阪ホテヘルの特徴
ホテヘルは大阪風俗を代表する営業形態ですが、最大の特徴は嬢と待ち合わせて一緒にラブホテルに向かうことでしょう。他の地域にも「ホテヘル」という営業形態はありますが、その多くは店舗で受付をしてから先にホテルないしレンタルルームに入って嬢が到着するのを待つ、というもので、実態は「ホテデリ」です。
私が大阪のホテヘルを好む理由の一つが、ラブホへの同伴があることです。ホテルに着くまでの時間は長くてもせいぜい2〜3分ですが、その間のちょっとしたお喋りが楽しいですし、ちょっとした擬似恋愛感も楽しめます。
また、もう一つの特徴は価格が割安だということです。「激安店」と呼ばれる店舗は、ホテル代込みで60分・10K以下がデフォです。プレイ代金だけでなく、近隣のラブホテルと提携することでホテル代も安く上がります。難点は提携ホテルの多くが旧いことですが、ホテヘルやデリヘルの利用なら何とか我慢できるレベルです。
3.まとめ
今回はホテヘルを中心に大阪の風俗を紹介しました。ホテヘルは大阪の特殊な風俗史が産み出した賜物で、大阪風俗の象徴だと考えています。営業店舗の多さやジャンルの広さ、競争の激しさは全国でも群を抜いています。大阪風俗は初めてという方は、ぜひ日本橋や兎我野町に足を運んでみてください。雑居ビルやマンションに数多くある受付店舗やその周辺に密集するラブホにカルチャーショックを受けると思います。
大阪の風俗は好き嫌いがはっきり分かれると思いますが、一度ハマると楽しくて仕様がありません。
皆さまの楽しい風俗ライフに寄与できれば幸いです。
以上、長文・駄文失礼しました。
東京西支部 東京西機動調査隊 先任隊員 アローゼン (H25.05.14)